2023/03/17 日記

ポーターロビンソンのライブに行くところ。ずっと待ちわびていた。
8年前にiTunesのインターネットラジオ(今思えばだいぶグレーどころか真っ黒だったなと思う。ジャンルごとにおそらく無断で曲を流しまくっていたが、いつからかほとんど放送局も消えてしまった)とかいう謎機能でBGMを流してたところで出会ったのがSad Machineだった。

それ以来というもの、Ultra Japanに来たり2018年には京都のライブハウスにゲスト参戦していたりと何かと機会はあったのだけど、でかでかと書かれた20歳未満禁止の文字に阻まれてきた。それからコロナもあって、ようやく僕は人生を何度も救ってくれた命の恩人の顔が今日見られるのだけど、まったく現実味が湧かない。

ポーターロビンソンは青春そのものだった。高校生の時のLINEの背景はShelterだったし、大学の課題ではFlickerを使った。7年毎日聴いて登下校した。最近作ったVRC用アバターの服のインスパイア先はdullscytheで、今はそれのリアルバージョンを着てる。自分がこんなにも長いこと何かを追いかけられるのに驚いているけれど、そうさせてくれるポーターの曲がすごいのだ。

本当にものを作ることが苦しい時にNurtureを聴くと、沢山泣いてから、1ミリだけ手を動かす。僕はずっとこうやってきた。キラキラした創作とか、ドロドロした憎悪とか、そういうものは何一つなくて、そこにあるのはただ、ごく自然的なものとこれまでの人生を礎に、ただ作ろうという思いだけ。本当に出会えてよかった。ようやく僕は、命の恩人に会って、そうしてまた、ただ作ろうと胸に抱いて帰るんだ。

ただ一つだけ、どうしても、想像してしまう。Sad Machineのサウンドパッドを僕が叩いてるところを。客の中から1人選んで、Sad Machineのテン テン テン テケテーンを演奏させてくれるファンサが近年のSecond Skyからお決まりのパターンなのだけど、コロナが厳しく行っていなかったのが昨日の名古屋ではやったらしい。やりたい。

楽しんできます。

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