見出し画像

オーディション番組LOUD

韓国で今行われているオーディション番組【LOUD】が面白い。

家にいる時間が大半になっているこの時期に暇つぶしに見始めたdTVのコンテンツだけど、昨年虹プロを通して餅ゴリことJYPことパクジニョンPDとオッパ江南スタイルのPSYが始めたそれぞれの事務所から輩出するデビューグループを作るサバイバル式オーディションだ。

KPOPのオーディションを見るのは初めてだったけど、日本人参加者が出ているのと、一人一人のクオリティの高さが面白くて、ついついハマってしまった。(詳細は私もよく分からないままハマったので省きます)

参加者はほとんど10代で、娘氏の年齢の前後の子が多い。中でも日本人参加者のケイジュ君は娘氏と同い年。アマル君は1つ上、コウキに関しては2個下という

同じ中学だったら知ってるでーくらいの歳の近さだ(何その例え)

ラウンドごとに様々なミッションを与えられて、月イチで審査、合格か否かのジャッジを下されて最終的にキャスティングされた子がどちらかの事務所からデビュー、といった流れだと思う。

韓国のオーディションなので参加者はほとんどが韓国男子なんだが、アメリカから来た子や、他分野でたくさん賞を持っている子、作詞作曲を武器に来た子、始めてまだ数ヶ月な子など多彩なメンツが揃っていて、第1ラウンドで残った子は既に精鋭揃いだった。(編集の都合でそういう子をピックアップして流してたという事もあるけれど)

今、リアルタイムではクライマックスの時期だ。(dTVではキャスティングラウンド終了したところ)

両事務所がこれからデビューメンバーを決めながら視聴者投票でどっちの事務所のパフォーマンスが良かったか順位をつける、個人の人気投票なんかもやっている。その度にやっと掴んだ事務所所属デビューという肩書きを脱落という名前で失っていく子がいる。これはまじで辛い。TVの制作上の理由だったり、事務所の方針するかもしれないが、参加者や視聴者にはただただ絶望的だ。

正直、これって結局なんだったっけ?と感じる企画やよく分からないシステムのオンパレードで若干脳がバグる時もあるが、自分なりに一生懸命応援してる。(痛)

両事務所の求める人材やスタイル、毛色が似ているようで違うから、JYP VS Pnationといった事務所対決の中に参加者と、ファンが対決する形となっている。(全員合格でお願いしたい)

一通り、キャスティングラウンドまで見て(1話がめちゃめちゃ長い。2時間くらいある。ガチ。)参加者の成長に毎回驚かされる。

1ラウンドにつき、1ヶ月の練習期間が与えられるようだが、学生が多い分学校へ行きながらこれだけのスキルと課題を詰め込んで正直パンクしてしまわないかとても心配になってしまう。(母目線)

精鋭達は朝も昼も夜も夢のために奮闘する。武器が1つしかなかった子が次々とレベルを上げて武器を増やして磨きをかけていき、他の参加者ともコミュニケーションをとりながら成長しなくてはいけない。

外国人参加者はそれにプラスして韓国語も勉強して話して行かなくちゃならない。現地で四六時中耳にしている言語だからきっと上手くやれるのだと思う。

韓国は満年齢での年齢表示なのでたまにどうなってんの?となる、日本人メンバーで例えばケイジュ(16)と表示されているが、実際は2006年生まれで日本だと中3で受験生なのだ。デビューしたら高校はどうするのだろう。担任の先生にはオンラインで志望校は韓国のどこどこ校ですとでもいうのだろうか。先生困惑祭だろうな。等、どうでもいい事でも考えさせられるのだ。文化ひとつとってもだ。

ARMYちゃんの娘氏が2年前位に韓国の事務所のオーディションを受けたいと願い出てきた事がある。正直私の反応は素直に応援出来てなかった。娘氏にも、きっと冷たい反応をしたと思う。オーディションとはいえ、ふるいの穴はとても荒く、時に残酷だ。デジタルタトゥーという言葉がよく使われるが、それだけではなく年頃的にもとても危険だと感じるからだ。

私も10代の頃、バンドのオーディションを受けた事がある。音源審査を通過し、代官山の事務所まで行って長い間待たされて第2審査で落ちた。後に電話で再選考で、という話が来たが断った。調べたら悪徳事務所だったからだ。オーディションで合格させ、高い受講料を搾取する所だった。そんな所がきっと今もゴロゴロあるだろう。どうか、夢見る子が引っかかる事ないようしっかり調べてオーディションに臨んで欲しい。

LOUDの話に戻るが、色んなリスクを負って様々な理由で国を跨いで参加者達は来ている。家族は毎日気が気じゃないだろう。例えば娘氏が外国へ留学したいと懇願してきたらきっと私はのたうち回っておいおい泣きながら悩み悩んで旦那とたくさん話し合って、3人でも家族会議を毎日開催して、出立の日には今生の別れのような気持ちで送り出すんだろう。可能性が今の所少しだけあるのでちょっと怖い。

それだけ、人生をこんなに若くして決めて来ている参加者達を母性丸出しで見てしまう。

そりゃチャンスは大事にした方がいいに決まっている。

いじらしい程、参加者達は努力をする。幼い心を精一杯曲に添わせて感情や表現力へと昇華させる。とてもじゃないけど、並大抵のメンタルでは持たなそうだ。ご時世的にも応援されている事を可視化する事が出来るのはSNSのイイネやコメントくらいだろう。大声で声援を送れる日が不透明なのに夢を信じてひたすら練習に励み、家族と離れて暮らす違和感には慣れただろうか。彼等の未来が輝く事を私はいつも願っている。

参加者の笑顔や涙、止まらない汗がとても美しい。

私の応援してる子を貼っておサラバする。

【コウキ(13)】

クランプダンスの神童。ダイナミックなダンスとにっこりよく笑う笑顔がとんでもなくギャップを生み出して見る人を引きつけるBABYMONSTER。

画像1

【ジュニョク(18)】

元練習生、様々な表情をステージで魅せるエース的存在。オシャレさん。表情豊かで高音がキレイ。タレ眉が可愛い。努力家。ナス。

画像2

最近のKPOP界はある程度の基本のハードルがとても高い。だけど自分自身を見失わないで、無理して笑わなくてもいいよ。あなた達は1人1人違うんだから。誇りを持って、自分の心に蓋はしないでちゃんと声を聞いてあげてね。笑顔が溢れる日々が送れますように。

おばちゃんがLOUDにハマった話でした。

読んでくれた方ありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?