見出し画像

90's Heavy Metal/Hard Rock回顧 ⑧1997年

今回は1997年。自分にとっては学生生活が終了し就職し社会人となった、区切りの年である。
前回の1996年から起き始めていたミクスチャー・ニューメタルへの変化がいよいよ本格的となった、という印象。
まずはこの年の名作を4枚。

1.1997年の名作4枚

Deftones「Around the Fur」

これは今でも愛聴している名盤。前作からの流れを引き継ぐ"My Own Summer (Shove It)"から始まり、このバンド特有の浮遊感が印象的な"Be Quiet and Drive (Far Away)"など今でもライブで欠かせない楽曲が有名だが、個人的に好きなのは"Lotion"と"Headup"。最高。
彼らの初来日(1998/9/2@渋谷ON AIR WEST)にも足を運んでいるので、ここでセットリストを振り返ってみようかとsetlist.fm見てみたが、セットリストがない…仕方ないか。でも自分のメモによると、前座は"Switch Style"とある。あー、ここで前澤社長見ていたのか(笑)と、懐かしくなる。

Limp Bizkit「Three Dollar Bill, Y'all」

これもよく聴いたなあ。このアルバムのギターはあんまりメタルっぽくなくて、逆にそれがこのアルバムの雰囲気を良くしているような…
以前、「私の好きなベスト5曲」で取り上げた通り、

やっぱり"Indigo Flow"が名曲。彼らの初来日(1998/2/4@渋谷ON AIR WEST)はこの1stしか出てない状況だったけどかなり盛り上がった記憶が…確か、2回目の来日がFuji Rock Festivalのメインステージだったと思うから、こんな小さいハコで見れたのは良い思い出。

Clawfinger「Clawfinger」

※初版では抜け落ちていたので慌てて追加
このアルバムを忘れてはいけない!当時から聴きまくり、今聴いてもやっぱり刺激的でカッコいい!
1998/2/4の来日にも参加。(残念ながらセットリスト見つからず…)このバンド、そんなに来日公演多くないと思うので、貴重なライブだったな。

Rammstein「Sehnsucht」

インダストリアル、というほど凝ってもいないし、ある意味Rage Against The Machineとかとは対極にいるストレートな縦ノリメタル。
こちらも最近「私の好きな」で取り上げたのでぜひ。


2.ピュアメタル厳選2枚

Machine Head「The More Things Change…」

1st「Burn My Eyes」からの流れを引き継ぎ深化した2nd。これも良く聴いた。当時スラッシュで聴くべきものがないと思っていた自分にとって、メタルを聴きたくなったらこのアルバムに戻っていた感じ。
ただ縁がなく、このバンドのライブを1度も見たことがない。確か何度も来日しているし、いつか覚えていないが最近の来日も行こうかと思っていたが行けず、と不思議と行けてないが、今年新作も出るみたいだしそろそろ行けるでしょう。

Children of Bodom「Something Wild」

このバンドは完全に後追い。確か初めて聴いたのが5th「Are You Dead Yet?」ぐらいだったと思うが、今回改めて彼らの1stを聴いたが、これは良い。

3.1997年、「四天王」の現在地

Metallica「Reload」

もう驚かないし、"Fuel"が速く聞こえた…
結果的にはジェイソン・ニューステッド在籍時としては最終となった7th。"Bad Seed"とか"Attitude"とか普通にカッコいい曲も多いし。
4thまでと同じバンドと思わなければよいだけの話。

Megadeth「Cryprtic Writings」

「Rust In Peace」が大好きで、「Countdown to Extinction」もかなり聴き込んできて、「Youthanasia」もこれはこれでありと思っていたのだが、この作品で結果的に個人的には気持ちが少し離れてしまった。楽曲としては1.2.とか最高だし、引き続きメロディーも良いのだが。。。


今回のカバー写真はParadise Lostの「One Second」。個人的にはこの中の"Say Just Words"がこのバンドのベスト曲だと思っている。90'sを通じて、同一バンド内の音楽的変化が大きい(メタリカがその代表格)のも特徴だが、Paradise Lostも変化大。1991年の「Gothic」から1997年の「One Second」は同一バンドと思えない変化っぷり。これだから90'sは面白い。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?