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私の好きな Mr. Big のベスト5曲

自分は見に行けなかったが、The BIG Finish FAREWELL TOURが大盛況で終わったばかりのMr. Bigを取り上げたいと思う。

まずはDiscographyから。

1. Mr. Big (1989)
2. Lean into It (1991)
3. Bump Ahead (1993)
4. Hey Man (1996)
5. Get Over It (1999)
6. Actual Size (2001)
7. What If... (2010)
8. ...The Stories We Could Tell (2014)
9. Defying Gravity (2017)

デビュー作は89年だが、2ndの大ヒットもありやはり90年代に大活躍した印象。特に日本では凄い人気だった。
自分がリアルタイムで聴いたのは3rd「Bump Ahead」から。2ndと"To Be With You"の大ヒットはもちろん知っていたが、何となく聴かず嫌いもあり、でも気になっていて3rdは発売日にCDを購入した記憶がある。

当時はより激しいメタルを求めていた頃でもあり、正直それほど聴きまくっていたわけではないが、やはり気になっていたのはギターとベースの超絶速弾きプレイ。当時毎月のように購入していたYOUNG GUITARでスコアが載っているとチャレンジはしていたかな(でもほぼちゃんと弾けなかった…)
なので当時はこのバンドに自分が求めていたのは素晴らしいメロディーではなく、超絶速弾きソロだったかも。

その後、4thはもう買わなかったか…90年代の激しい音楽変遷に身を任せっぱなしだった自分にとって、当時はこのバンドの良さは正直わからなかったのだが、今聴くと本当に良質のメロディーを持つ曲が多いことに気づく。今は正直速弾き部分も「やってるなあ」ぐらいであまり気にならず、ボーカルのエリック・マーティンの唯一無二の声質と美しいメロディーと時折顔を出すアメリカンな切ない曲調に心を打たれるのである。

今回全アルバムを何度か聴き直しているときに読んでいたのが、BURRN! PRESENTS 炎 Vol.5 「MR. BIG 特集」。炎は前作 Vol.4「1991特集」も楽しく読ませてもらったので、今回も迷うことなく購入。1冊まるごとMR. BIG特集っていうのも凄いな、と思っていたら、なんと大半がエリック・マーティンのインタビュー記事。こんな長いインタビュー記事を読んだのも初めてだったが、内容もバンド結成から今に至るまでを語り尽くすというもので、これが全アルバムを聴き直すのにど真ん中!いやあ、この数日でこのバンドの歴史すべてを知った気になりましたよ(笑)


それではベスト5曲。

1.Colorado Bulldog <Bump Ahead (1993)>

なんだかんだ言っても、やっぱり自分にとってのMr. Bigの代表曲はこれ。やっぱり速弾き凄すぎる!


2.Take Cover <Hey Man (1996)>

一聴すると地味な方かもしれないが、これがまた何度も聴いていると染みてくるし、また聴きたくなる。このバンド史上、日本で最も売れた曲らしい。


3.To Be With You <Lean into It (1991)>

古き良きアメリカンなバラード。昔一生懸命歌詞も覚えて弾き語りの練習してたな、誰に披露するでもないのに。この曲のギターソロ、全然派手じゃないけど凄い弾ける人がセンス良く引いている感じが大好き。


4.Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song) <Lean into It (1991)>

昔は完全に「ドリル待ち」で聴いていた気がするが、この曲メロディーもカッコいいし今聴いてもロックソングとして秀逸だと思う。


5.Electrified <Get Over It (1999)>

今回聴き直してみて思ったのは、いやいやリッチー・コッツェン時代悪くないじゃん、ということ。この曲もクセになる感じが最高。


次点は以下。

Shine <Actual Size (2001)>
Green-Tinted Sixties Mind <Lean into It (1991)>
Nothing But Love <Bump Ahead (1993)>
Alive and Kickin' <Lean into It (1991)>
Undertow <What If… (2010)>


BURRN! 2023年7月号には本家の「ベスト5曲」が掲載されているのだが、"Green-Tinted Sixties Mind"の人気が凄い。"Take Cover”が続く感じか。人それぞれで面白いね。


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