なんと、2023/5/3にスライダーズが武道館公演！！22年ぶり！！！

もう大分前に発表されていたようなのだが、自分が知ったのはつい最近。その時点ですでにチケットはソールドアウト…残念というのと、相変わらず凄い人気なんだなあ、と。
というわけで、自分にとって思い出深いこのバンドのアルバムを1stから全部聴き直して、ベスト5曲選んでみた。

まずはDiscography。

1. SLIDER JOINT (1983)
2. がんじがらめ (1983)
3. JAG OUT (1984)
4. 夢遊病 (1985)
5. 天使たち (1986)
6. BAD INFLUENCE (1987)
7. SCREW DRIVER (1989)
8. NASTY CHILDREN (1990)
9. WRECKAGE (1995)
10. NO BIG DEAL (1996)

8thから9thに5年ものブランクがあるにも関わらず、13年で10枚なので実は結構多作。特に80年代のバンドはアルバムリリースのペースが早かった印象がある。

自分がスライダーズを聴きだしたのは87年ごろだったと思う。BOOWYの解散の前後くらいか。当時はバンドブームでそれこそバンドの大量生産・大量消費だったが、このバンドの渋さは他を寄せ付けないものだったと思う。ハリーの目つきなんてワルそのものだし、曲も渋カッコいいし。（ローリングストーンズからの強い影響を知るのはかなり後のことだった…）
というわけで、高校1年生だった自分は部活も入らず単身でスライダーズのライブに参戦していたのであった。

1988/5/16　＠千葉県文化会館
1988/6/12　＠日本武道館

自分が人生で初めて見たライブは友達に誘われていった「バービーボーイズ」だったが、このスライダーズのライブは人生2回目・3回目のライブ観戦、しかも単身は初、ということで、大分緊張したことは何となく覚えている…　この時は「BAD INFLUENCE」ツアーだったので、このアルバムは本当に聴き込んだし思い入れが強い。

その後「SCREW DRIVER」は聴き込んでいたものの、自身の激しい音楽への欲求が強くなり、「NASTY CHILDREN」は当時はあまり聴き込んだ記憶がない。
1995年、もう完全に激しいメタル専門になっていた自分だったがCD屋で久々にスライダーズの新作「WRECKAGE」を発見、すぐに購入して聴き込んだ。あーこういうのも染みるななんて言いながら次の「NO BIG DEAL」も気に入っていて、いよいよ3度目のスライダーズが以下。

1997/11/3　＠日本大学文理学部

これは学祭かな？なぜ行くことになったかなどは全然覚えていないが、会場がいかにも大学！みたいなところだったのがおぼろげな記憶。「NO BIG DEAL」からもやってくれたので満足だった。

解散した2000年以降、何年かに一度ぐらいのペースで、急に思い出しては妙に聴きたくなるのがスライダーズ。いよいよ22年ぶりに再集結、ということでベスト5曲は以下。

１．のら犬にさえなれない <SLIDER JOINT (1983)>

1位はやっぱりこれでしょ。1stのバージョンもいいのだが、ライブで何度もハイライトで演奏されていて毎回微妙に違って聴こえるのもこの曲の魅力。最後のハリーのソロは何度聴いてもカッコいい。

２．Back To Back <天使たち (1986)>

名作「天使たち」は名曲揃いだが、その中でもやはりこの曲。
イントロからスライダーズ印なのだが、縦ノリもあり今聴いても新鮮。

３．Angel Duster <天使たち (1986)>

初めてこの曲聴いた時は、この歌い方が衝撃だった。なんでそんな気怠い感じなの！？ネトッとした曲調もあり、中毒性高し。

４．風が強い日 <BAD INFLUENCE (1987)>

「BAD INFLUENCE」のラストを飾る名曲。南国系のＭＶの雰囲気もこの曲にピッタリ。ライブで1曲目にやったりしてたな。

５．COME OUT ON THE RUN <NASTY CHILDREN (1990)>

リアルタイムで「NASTY CHILDREN」を聴いた時は当時の自分の音楽嗜好性の違いでほぼ聴き込まなかったのは上記で触れた通りなのだが、改めて聴くとこの曲はスライダーズの総決算のような1曲に聴こえる。いつも通りのイントロ、ギターが2本絡みベースが入った後のドラム。キャッチーなメロディーと転調する展開も。最高。

次点は以下。

Boys Jump The Midnight
TOO BAD
EASY ACTION
So Heavy
ありったけのコイン

今回のベスト5曲＋次点5曲のプレイリストがこれ

最近発売されたトリビュート盤もいいね