LINKIN PARKの「METEORA 20th Anniversary Edition」が発売された。なんと全89曲、5時間超。本体の「METEORA」は13曲、37分なのだが、RemixやLive、未発表など凄いボリュームだ。
個人的には、LINKIN PARKの中でも「METEORA」が最も聴き込んだアルバムだということもあり、これを機にベスト5曲選んでみた。

まずはDiscography。

1. Hybrid Theory (2000)
2. Meteora (2003)
3. Minutes to Midnight (2007)
4. A Thousand Suns (2010)
5. Living Things (2012)
6. The Hunting Party (2014)
7. One More Light (2017)

やっぱりこのバンドは、2000年代のロック界の覇者、みたいなイメージがある。2000年にアルバムデビューで、2000年代にはこれ含めて3枚しかアルバム出していないが、この3枚がとんでもなく売れたし、最高にカッコいい「新世代のロック」を提示していたんだと思う。

今じゃ当たり前になっている、メロディー＆ラップのツインボーカル、ギター中心のロックにスクラッチ要素強めのDJを加え、ここぞとばかりに美しいメロディーを投入。当時もそれほど斬新というほどでもなかった気がするが、１つ１つの質が高く他を圧倒して世界を制覇していた。

2010年代以降はアルバム毎に振れ幅も大きく、むしろ2000年代に比べアルバムリリースのペースも速まった。自分では到底わからないが、王者ゆえの迷いもあったのか…2017年の「One More Light」、アルバム全編で思いっきり優しいメロディーに振り切ってロック色を一掃したと思ったらその直後のチェスターの死…今まで数多くのミュージシャンの訃報に何度も悲しんできたが、チェスターの訃報の衝撃は自分の中でも１，２を争うものだった…

LINKIN PARKのライブを見たのは2回で、1回目は2003年10月の単独公演＠横浜アリーナ。

もう20年前か。まさにMeteoraのツアーで当然ながら1st/2ndから。全曲名曲。

自分の中では「伝説」のサマーソニック2006では、2日目にMarineのトリがLINKIN PARKでMountainのトリがTOOLという贅沢すぎるブッキングで、自分はTOOLを選んだのでここでは見れず・・・

次の機会はサマーソニック2013。

5th「Living Things」の後。もうトリでしか出ないと思っていたらMETALLICAの前ならOK、のとき。各アルバムから万遍なくやっているが、賛否両論あった4th「A Thousand Suns」からは1曲のみ。

今回改めて全アルバム聴き直してみて感じたのは全楽曲の完成度の高さと色褪せない魅力。正直4th以降はそれまでに比べリアルタイムでの聴き込みは少ないが、それらも含めて改めて圧倒されたのであった・・・・

それではベスト5曲。

１．Numb <Meteora (2003)>

1位は悩みながらも納得のこの曲。これぞLINKIN PARK。

２．In The End <Hybrod Theory (2000)>

これもThe LINKIN PARK。前半はラップボーカルがメインでヒップポップかと思わせておいてのサビで美メロ全開。これは「型」のようになっているけど、全然飽きが来ない。

３．What I've Done <Minutes to Midnight (2007)>

「Meteora」以降、次のアルバムを心待ちにしているのにツアーしまくってなかなか次のアルバムの情報がなく、4年経ってようやく待ちに待った3rdからの先行1st Single。アルバム楽しみすぎてこのSingle聴きまくり過ぎてもはや良いとか良くないとかの判別不能ぐらい自分の体に染みついてしまった曲。

４．Breaking the Habit <Meteora (2003)>

「Meteora」の2大巨頭と言えば"Numb"とこれでしょう。LINKIN PARK史上、最もサビが強い曲だと思う。

５．New Divide

アルバムに入ってないが、ミドルテンポのこの曲もチェスターの魅力全開で最高。

次点は以下。

Don't Stay <Meteora (2003)>
Given Up <Minutes to Midnight (2007)>
Sharp Edges <One More Light (2017)>
The Messenger <A Thousand Suns (2010)>
One Step Closer <Hybrid Theory (2000)>

あー、"Crawling"も"Burn It Down"も"Guilty All the Same"も入れられなかった・・・

Panteraもまさか2023年に見れると思ってなかったわけだし。
いつかどこかでまたLIVEで聴けることを信じて、今後も聴き続けたい。