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旅行に見る生きる意味の見出し方

※「8月31日の夜に」のお題記事です。

※お盆明けの暗いテンションで一気に書いたのであとで見返したらメンヘラみたいな文章になっていましたが「まあこれも私の本心だし」ということでそのまま公開します。


この文章はお盆最終日の深夜に書いている。明日は月曜日、仕事だ。

明日仕事に行きたくない。私は自他共に認めるポンコツなので、明らかに周りのペースについていけていない。私がここから去るのが会社のためではないか。仕事に行きたくない。仕事ができなくて罵倒されるのもつらいけど、逆に哀れみとあきらめの混じった笑顔で優しく指導されるのもそれはそれでつらい。ののしってくれるとある種の安堵感を覚えてしまう。救われている気がする。引きこもりたいけど外の世界は好きなので、車輪とアームがついた金属の箱に閉じこもって、出入り口を溶接して一生そこから出なくてすむようにしたい。生きるために仕事しているのにどうしてここまで仕事に時間を割かれ、こんなにつらく嫌な思いをしなければいけないのか。生きるために生きたくない。仕事に行きたくない。だけど仕事をやめたらお金がもらえない。生きていけない。私がポンコツなのが原因なので他の会社に転職すればという問題ではない。私が私である限りこの問題は続く。そこまでして生きる意味はあるのか。仕事に行きたくない。私のせいでごめんなさい。嫌だ。やめてくれ。助けて。ごめんなさい。ウワァーッ。

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……失礼しました。

長期休み明けにこういう感じでメンタルがボドボドになってしまっている方はいないだろうか。私もそうなので安心してほしい。

仕事(または学校)に行きたくなることは永遠にないし、自分がポンコツなのは、生まれた時からずっとつき合っている自分自身が一番よく知っている。客観的に見て自分が仕事をできるようになることは一生ないし、一生苦しみながら生きていくことは間違いない。

そもそも生まれてきたくて生まれてきた人はこの世にいないし、世界は個人の幸せのために存在しているわけではないので、生きている上でそのような不具合が生じるのは仕方ない。

こういう時は解決法を考えるだけ無駄なので、開き直るのが大切だ。

開き直り方にはいくつもあると思うが、旅行という観点から開き直り方を紹介しよう。といっても、休みの日の旅行をごほうびにして一週間がんばろう、というよくあるやつではない。

旅をしていると、美しい海や山々などの大自然に遭遇することがある。

時には圧倒されるような建築物や、

謎や伝説が残る不思議な空間に迷いこむこともある。

そこでしか食べられないごちそうに出会うこともあるし、

かわいい動物たちに遭遇することもある。

くり返しになるが、それをごほうびにがんばろうと言いたいのではない。

一週間は長いので「ごほうび目指して一週間がんばろう」というエネルギーだけでは生き延びることができないかもしれない。

大切なのは「世界にはこんなに素敵なものがあるのにそれを見ずに死ねるか」というモチベーションと、自分がどんなにつらくても、それとは関係なく、世界にはこんなにもすばらしいものがたくさん存在しているという希望・喜びだ。

素敵なものは世界に満ちあふれているので、「次の休みは旅行に行こう」という小さな自分の中の頼りないパワーとは桁違いのエネルギーを持っており、寿命まで尽きることはない。

なお、これは
「旅行」という趣味は偉いのか?
で書いたように、旅行でなくても良い。 旅行だけが特別にそのような力を持っているわけではない。

世界には無限に素敵な◯◯(←ここには小説、漫画、ゲーム、異性など好きな言葉を入れてください)があるのだからそれらにふれるまで死ねるか、という前向きなエネルギーを糧に、あなたも明日を生き延びてほしい。

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