2017年春季山梨県大会 準決勝 駿台甲府 対 航空

駿台 5対4 航空

前半
後半

山梨の高校野球の構図は、長らく3強(2強+1)であった。
3強の一角(プラス1)であり続けた日本航空だが、今年のチームは2番手以下の投手に難があるなど、ずいぶん2強と差をつけられていた。

実際、今回は3強以外に敗れて敗退している。
4つ目の強豪、といえた帝京三も弱体化しており、3強から2強へ、と徐々に集中してしまっている感は否めない。

そして、圏外から、県内初のプロ出身監督を就任させ猛然と強化を図ってきたのが駿台甲府である。

監督就任初年度となった昨年春も、早期敗退したものの、「主要投手陣の秋→春の球速」などチーム力底上げ、という点では、実は山梨県内で一番、冬の成長著しい様をみせていたのは駿台甲府だった。

そして、昨秋以来のベスト4、ここを突破して23年ぶりの関東大会出場を決めた。
これによって、練習試合の相手も強豪と組める用になり、さらに強化が進んでいるようだ。
翻って、夏・秋も早期敗退した日本航空と入れ替わって、完全に山梨3強の一角は入れ替わったと思って良さそうだ。