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“今日を人生最後の日だと思え”【映画 はじまりへの旅感想】

※ネタバレあり

ロード・オブ・ザ・リングのアラゴルン役の人が父親役を務める家族ものロードムービー。
森の中で暮らす家族。精神病(双極性うつ)になってしまった母親がよくなることを期待し、ベンは森を買い、家族で暮らすことにした。

“今日を人生最後の日だと思え”



ベンの育て方は間違っていたのだろうか。
一般的な生活、教育設備の行き届いた環境での子育てを正しいこととする風潮が確かに大多数だ。
だけど、長男にしても、森での生活・街での勉強、両方経験したからこそ自分の進みたい道がはっきり見えたのではないだろうか。

特に考えもしないで、与えられた環境で、何を学びたいかも考えず目の前のやっていた方が無難であろうことをこなしてきた人より、森での生活を経験し、その上で学びたいことを選びとったボウの方が、“自分で選んでここにいる”気持ちの中で物事にあたれるだろう。

人生に正解なんてない。
自分で選んでここにいる。
したいことをすること、そして自分以外の人の生き方を肯定し、歩み寄ることが人生を豊かにしていくヒケツなのかもしれない。

なんといっても衝撃シーンは母親の遺灰を空港のトイレに流すところ。最高にクレイジーだけど、どこまでも純粋な行動に震えた。


(部屋の掃除してたら、珍しくがっつり感想を書いてるメモがあったので書き写しました)

以上、人間でした。

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