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見捨てられ不安とリセット癖。

大学の卒業式の翌日にLINEグループから抜けた女の子がいた。
今では、その女の子も含めてLINEグループを作っていた子たちと旅行に行ったりするけれど、LINEグループから抜けてしまった直後はやはり驚いた。
ただ、誰から聞いたか分からないけれど「大学の友達は上辺の付き合い」と聞いていたため、「ああ、こういうことか」と妙に納得してしまった部分はある。
私は絶対にできないけれど、何かの節目節目で人間関係を切る「リセット癖」がある人はある一定層いるようだ。彼女も恐らくそうなのだろう。
私には見捨てられ不安があるから、その投影で誰かを見捨てることが非常に苦手だ。
人間関係の「リセット癖」が良いか悪いかは置いておいて、人間関係をバッサリと切ってしまう潔さは私からすれば少し羨ましくも思えた。
要は「ないものねだり」なのだけれど、この見捨てられ不安もなかなか厄介だ。見捨てられ不安が顔を出すとやはり心はザワつくし。
情けないけれど、私は「見捨てないで。忘れないで」って泣きながら縋って、ドロドロに砂まみれになってる。本当はもっとスマートに生きたいのに。本当は涼しい顔して「あなたなんかいなくても平気」って突き放したいのに。

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