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ジャネの法則?起業したら、サラリーマン時代よりも1年間を長く感じた

今日は大みそかです。皆様、1年間お疲れさまでした。皆様、この1年間はどのように感じられましたか?長い1年だったでしょうか、それともあっという間に過ぎてしまったでしょうか?

私は2年前に起業し、時間の感じ方に大きな変化がありました。サラリーマン時代は1年があっという間に感じられましたが、起業後はそれぞれの年がとても長く感じられるようになったのです。

この時間の感じ方が変化したのは「ジャネの法則」でしょうか。Wikipediaによるとジャネの法則とは「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例すると主張したもの」です。例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生全体の2%ですが、5歳の子どもにとっては20%に相当し、感じる時間の長さが変わるそうです。

もちろん、私の年齢が若返ったわけではありません。しかし、約20年間のサラリーマン時代の1年は全体の約5%、起業して2年間の1年間ではそれが50%となります。したがって、「ジャネの法則」が発動したのでしょうか。仕事がマンネリ化していたサラリーマン時代は1年間が驚くほど早かったことを考えると1年前の大晦日がはるか昔のように感じる今とは大違いです。

また、千葉大学大学院人文科学研究院の一川誠教授によると「怒りや驚きなど、感情が喚起されると、視覚が短時間に処理できる能力(時間精度)が上がる」そうです。交通事故に遭った人が、周りがスローモーションのように見えたと言うことは本当らしいのです。

起業するとマンネリ化したサラリーマン時代よりも、多くの新しいことを処理する必要があるため、喜怒哀楽が激しくなり、そのために時間の経過をゆっくりと感じているのかもしれません。

私は旅行中にも時間が過ぎることをゆっくり感じることがあります。新しい場所や文化に出会うことで、驚きや好奇心が喚起され、時間の感じ方が変わるのでしょう。旅行の初めの数日は特に、新しい環境に驚きが強いためか時間がゆっくりと感じられます。

以前、「旅行と認知症リスク低下:シニアの旅行のすすめ」で『クラブツーリズムと東北大学の共同研究により、旅行がシニア層の認知症リスクを低下させる可能性が示唆されました。この研究は、2021年3月に「Humanities and Social Sciences Communications」誌に掲載され、旅行が「拡散的好奇心」を刺激し、「主観的幸福度」を高める』ということを紹介しました。私は専門的なことはよく分かりませんが、「驚きなどの感情」は「拡散的好奇心」に繋がっており、時間の感じ方にも影響を与えているのでしょうか。

いずれにせよ、私の個人的な感想では、起業や旅行などで、新しいことに挑戦することで、時間がよりゆっくりと流れるように感じます。それは退屈な会議などで時間をゆっくり感じることとは全く違った心地いい時間の流れの変化です。同じ「時間をゆっくり感じる」ことでも、新しいことに直面した際の感じ方と退屈なことに直面した際の感じ方に変化が出ることに対しても興味があります。どなたかご存じの方は教えてください。

皆様も新しい1年を迎えるにあたり、時間をどのように感じるか、ご自身の体験を振り返ってみてはいかがでしょうか。それでは皆様、良いお年をお迎えください。


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