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日記 2024.2.2(金) 寒い日/鳥に会う/図書館の日記特集/よく噛む/冷え症を考える/銭湯へ/腰湯

寒さで起きる。7時。エアコンをつけてまだ布団からは出たくない。1番あったかいクマに顔を近づけてぎゅっと握る。Tverを観ながら朝から声を出して笑う。だんだんと目も覚めて部屋も暖まり、9時に起き上がった。

昨日仕込んだぬか床をのぞく。水分が上がってきている。みかんの皮の粉末をぱらぱらとふりかけて全体を混ぜる。以前観たテレビでぬか床にゆずを入れるというのを見たような気がしたのだった。麹たちもかき混ぜる。塩麹はもう使えるかもしれない。ここのところ暖かい日が続いたし早めに完成しそうだ。
これまでより1時間早く起きるようになったのは、もしかしてぬか床や麹のためなのかもしれないと思う。楽しみがあると朝も自然に立ち上がることができるようになる。

ココアを淹れて昨日の野菜ジュースの残りも飲みながら本を読む。わたしを元気にしてくれそうな食材を探して集めることにしてみる。ハトムギ、梅酢、わかめ、れんこん、ごぼう、アーモンド、しらすも買ってみたい。
好き嫌いはないけれど、気にいるといつも同じものを買ってしまう。そんな中でも無意識に水っぽい野菜を好んだり、水分を多く摂ってしまうのは理由があるようで、カラダが足りないものを教えてくれているのかもしれない。ひとまずそれに従ってみる。新しい発見を探しにいく、そんな気持ちで。

お昼前に近所へ買い物に出る。梅酢が3種類あってじっと観察。ハトムギやレンコンもみてみるがもう一件行って吟味してみたいと思い一旦店を出る。そのまま久しぶりにパン屋へ行った。ここの米粉ドーナツ、クロワッサン、食パンも美味しいけれど、今日は新しいものが食べてみたい。お昼ごはん用にチキンカツバーガー、玄米パン、黒豆雑穀パンを買ってみる。

隣の駅のお店までもうひと歩きして、梅酢を吟味してみよう。途中の図書館の隣の公園でお昼ご飯休憩。空気が冷たく手袋をしていてもいつまでも手が冷たい。コンビニであたたかいカフェラテを買って両手で握りしめて向かった。
図書館のテラスで寒空の下、お昼休憩したり本を広げて勉強する人の姿。冷えが無ければ冬の冷たくて気持ちのいい空気の中でお勉強は気持ちがよさそう。意外と集中できるのかな。

チキンカツバーガー、久しぶりの揚げものにちょっとうれしい気持ち。よく噛んでゆっくり食べる。裸になった木にシジュウカラがたくさん。側には巣もあるようだ。ちょんちょんと動きがかわいくて目で追う。スマホの情報の流れから離れて鳥の動きが心地よい。鳥の素早い動きは目で追っても全然酔わない。
バーガー1つでしっかり満腹になった。座っている間に少し晴れ間も見えたりしてうれしいけれど、手が冷えるので図書館へ一時的に避難する。

お手洗いの隣の特集コーナー、現在は日記特集と菜園特集だった。おいおい、これはわたしのためかと思ってしまう。日記コーナーをぐるりとみる。前から気になっていた『宿題の絵日記帳』という本があったので開いてみてみることにした。最初の文章からもう引き込まれ、本を開いたままいつのまにか椅子に腰掛けて読んでいた。面白い。文章もとっても愛があっておだやかで楽しい。この本をメルカリで探してやっぱり買ってみることにする。もうひとつ『かなわない』という植本一子さんの本も手に取ってみる。これまた文章も素敵で寺尾紗穂さんが気に入って手直しして歌にされている孤独な惑星という文章も載っていた。これも買おう、そう思いながら外へ出る。さむっ。

本を読んでしばらく図書館の中であたたまったつもりだったけれどやっぱり今日は芯から冷える。耳当てヘアバンドをしてくればよかった。
ころころのメジロがわたしのすぐ側の木にとまる。まあるくてなんてかわいいのだろう。首を傾げてこちらを見る、目が合った。すぐにメジロは飛んでいなくなってしまった。
今日はいろんな鳥に会えてうれしい。さっきの公園で見たカラスも頭の毛がふわっと立っていて可愛かった。じいちゃんの髪型と似ていた。鳥はかわいい、いつまでも見ていられる。

お気に入りの自然食品の店へ。なんとずっと欠品だった寺田本家の酒かすが入荷していた。気になっていたので買う。ハトムギ、細過ぎるごぼう、にんじん、れんこんに梅酢も買った。根菜類たっぷりでバッグが重い。野菜は泥付きなので保存がききそうだ。

歩いている時、わたしはものすごく自由だ。どこへでもいける、どの道も行ける、どこまでも行ける、そう思う。小学生の頃に毎朝1時間かけて学校に通っていたおかげかもしれない、歩くのが好きだ。

家に帰り流石に疲れておやつ休憩。コーヒーを淹れる。さっき黒ごまのせんべいも買ったのだった。たっぷり黒ごまと玄米、おしょうゆの風味で美味しい。干し芋も食べて満足。少し横になる。近ごろ昼寝はそんなに眠れない。けれど横になって目を瞑ると気持ちがいい。

さて、今日はお楽しみの銭湯の日だ。いそいそと夕飯の準備をする。炊いたまま放置していたご飯をポーションしてひとつはさらしにのせて蒸し器へ。今日は野菜も全部蒸すことにして、にんじん、ごぼう、じゃがいも、小松菜を洗う。ぬか床の捨て漬けのための野菜の端っこが欲しいのだけれど、ごぼうもじゃがいもの皮も捨てないしどうしよう。小松菜の端っこ、無理矢理にんじんの皮を剥いて捨て漬けに入れた。近ごろは野菜の捨てる部分が本当に少なくなった。

小松菜は梅酢をかけて、ご飯にはアボカドと黒ごまをたっぷりのせておしょうゆをかけて食べた。ごぼう、にんじん、じゃがいもは味噌マヨネーズを付けて食べる。

準備をして先頭へ。外へ出たらあれ、寒くない。耳はヘアバンドをしているから寒くないけれど空気は冷たいはずなのに。もしかすると根菜類をたくさん食べたからかもしれない。ご飯もしっかりと一杯をよく噛んで食べた。冷え症とおさらばも夢じゃないかもしれない、そう思えてきた。

銭湯でも冷え症の入り方を試してみることにする。今夜は腰湯を実践。最初は上半身がひんやりして温冷浴の水風呂が冷たく感じたけれど、2回目、3回目と繰り返していくうちに、下半身からじんわりと熱が上がってくるのが分かった。冷えるとこりがひどくなる肩も直接湯に浸かっていないのにぽかぽかだ。腰までしか湯に浸からないのでのぼせることも少ないのではないかな。1番熱いお湯にも長めに浸かっていられる。
いつもの温冷浴だと帰る頃には少し冷めているけれど、今夜は本当に芯からぽっかぽかのまま帰ることができた。冷たい夜の空気が本当に気持ちよくてもう少し歩きたい、そう思ったくらいだった。なんでもやってみると面白い。

冷え症を本気で克服してみたい。そう覚悟を決めた。かたいかたい土を耕すように、このカラダを耕してもっと元気になってみたい。


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