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【ドゥケルバン腱鞘炎】産後にみられやすい手首痛について

産後は、出産の疲れが癒やされないまますぐに頻回の抱っこや授乳など育児が始まります。

その時、ママたちが悩みやすいのが手首の痛み。
状態が強い場合は腱鞘炎のようなズキズキとした痛みになることもあります。

産後にみられやすいドゥケルバン腱鞘炎について解説します。

産後にみられるドゥケルバン腱鞘炎とその症状

ドゥケルバン腱鞘炎は、手首の背側にある手背第一コンパートメントで短母指伸筋腱と長母指外転筋が通る部分に生じる腱鞘炎です。手首の症状が主な特徴となります。

1)手首の痛み
手首の背側、特に親指側に痛みがあらわれます
ズキズキとした感じが強いほど、状態が重いことが多いです

2)手首の腫れ
手首の背側部分が腫れて、熱を帯びていることもあります
炎症状態であるため熱感が感じられることが多いです
痛みが引いてくると、熱感も落ち着くことが感じられると思います

3)親指の可動域制限
親指を曲げたり伸ばしたりする際に痛みや可動域の制限が生じます

ドゥケルバン腱鞘炎の原因

ドゥケルバン腱鞘炎の主な原因は、以下のようなことが考えられています。

1)反復動作による過剰使用
手首や親指を頻繁に使う動作が原因となる場合があります。
産後は、特に抱っこや授乳、おむつ交換が負担になりやすい動作です。

2)ホルモンバランスの変化
妊娠や出産、更年期などのホルモンバランスの変化が関与する場合もあります。
産後は、筋肉や関節の働きにも関係するエストロゲンの分泌が少なくなっており、育児で使うことが多い手首に物理的に負担が加わりやすくなります。

3)外傷
手首や母指の急激な負荷がかかる外傷が引き金となる可能性があります。

産後は、1,2の理由で腱鞘炎症状になりやすいです。

腱鞘炎の一般的な対策

ドゥケルバン腱鞘炎の治療には以下のようなアプローチがあります:

1)保存療法
安静、冷却療法、ストレッチング、装具療法などの保存的治療が第一選択となります。

2)薬物療法
抗炎症薬の内服や局所注射が行われることがあります。
産後の手首痛がなかなかひかないときに、第一選択として整形外科を受診する方が湿布の処方や関節注射を実施されることがあります。

当店では、産後にみられやすい腱鞘炎や手首・指トラブルについても改善が期待できる施術を行っております。

次のブログもご覧いただき、悩みの解決の参考にしていきましょう!


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