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妊娠悪阻、辛すぎる。

妊娠5週から始まったつわり。つわりを悪化させ、妊娠悪阻にしたのは、切迫流産になり処方されたダクチルかデュファストンの影響でした。

妊娠9週半ばから実家に帰りました。つねに37度以上の熱が出て、頭痛もするし、唾液がたくさん出てきて気持ち悪くて、飲み込むと空気を飲んでしまい、げっぷを出したくて1時間もウロウロしたり。

ほとんどの時間、横になって吐き気と戦っていました。天井を見て虚ろな気持ちに。吐くものには血が混じっているし、壁の匂い、カーテンの匂い、そして水道水は臭くて飲めない、歯磨きも気持ち悪かったです。ほとんど何も食べられない日が続いていました。

音や光にも敏感になり、強い光で吐いたりするので、カーテンを閉め切って一歩も外へ出ませんでした。音も、特にテレビの音が不快でした。当時繰り返し見ていたCMを見ると、産後の今でも吐き気がします。

あと心臓のあたりの痛みや、息苦しさがすごくて、少しでも胸を広く、バンザイして寝ていました。眠りは浅く、頻尿で何度も起きるのも苦痛でした。とにかく頭をかきむしりたくなるような吐き気がつねにつきまとっていました。

発熱もしんどくて、水枕と冷えピタが欠かせませんでした。首にも保冷剤を巻いて過ごしました。とにかく1日が長かった。吐き気と頭痛と、何も食べられないので体も弱くなり、なにもかもが吐き気を倍増させるように感じて、長い拷問を受けているような錯覚に陥っていました。

私の頭の中はめちゃくちゃで、仕事を急に休んだままなこと、夫を残して実家に帰ったこと、望んだ妊娠なのに妊娠悪阻が辛すぎて後悔したり不幸と感じていることへの罪悪感、などなどが、波のように押しては引いてを繰り返していました。今思うとまともな精神状況ではなかったと思います。

いつ終わるかわからない、酷すぎる二日酔いのような状態がずーっと続き。嘔吐も繰り返し。なにも食べられず。犬並みの嗅覚なのでとにかく何もかもの匂いが吐き気を催し。

それと、切迫流産にもなったため、流産の恐怖とも戦っていました。安定期まではなにが起こるかわからない、一定の確率で流産してしまうことが、本当に不安でした。妊娠悪阻の本当に辛い苦痛と、流産への恐怖感、この二つが同時に来ていて、毎日、1日1日が本当に長かったです。

私の妊娠は、この後に書きますが、切迫早産での入院や、妊娠糖尿病、そして常位胎盤早期剥離による緊急帝王切開、娘は1426gで産まれ、2ヶ月近くNICUに入院しました。これらの出来事すべてがそれぞれにしんどいものがありましたが、

一番肉体的にも精神的にも辛かったのは、妊娠悪阻です。次がNICUへの毎日のお見舞いと、搾乳した母乳を届けることかな。

そんなしんどい妊娠悪阻の話は、次も続きます。


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