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豊洲千客万来を視察 新人議員日記

 江東区観光の起爆剤と期待される施設「豊洲 千客万来」が2月1日に開業した。飲食店や土産店が立ち並ぶエリアや24時間温泉が楽しめるエリアがあり、初日から多くの観光客らでにぎわった。【井川諒太郎】
 施設は、地上9階の温浴棟エリアと地上3階の食楽棟に分かれ、宿泊施設も完備している。当初、170店舗が入る予定のテナントは約70店舗にとどまるなど想定通りに進まない部分もあった。開業3日前に施設を訪れてみると、開業に間に合わずシャッターを閉じたテナントもあったが、約50店舗の準備は整い、開業への影響は少ないように見えた。
 温泉は、湯河原や箱根のお湯が使われ、無料で利用できる足湯から会員制のラグジュアリールームなども完備。屋上にある展望庭園では360度足湯が楽しめ、東京都の外観を一望できる。1000冊の漫画が置かれるなど1日いても楽しめる作りになっているようだ。
食楽棟では、食べ歩きが楽しめ、有名な寿司店やラーメン屋などが入るフードコートも。中央にある「時の鐘」では定期的にイベントが開催されるという。
 江戸と市場が融合した施設は、日本特有で多くの外国人観光客の注目を集めることは間違いない。施設によると、インバウンド観光客らを含めた年間見込み客は、食楽棟エリアは200万人、温浴棟は60万人と推計する。 ただ、飲食店などの「価格帯が高い」との声もあり、区民の一般利用が定着するか未知数な部分もある。交通についても区北部から最寄駅である市場前に行くまで決して便利とはいえない。観光だけでなく、地元民に愛される施設となるか、今後も推移をみていく必要がある。

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