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衆院補選告示 不祥事辞職受け

 柿沢未途前衆院議員の辞職に伴う衆議院議員補欠選挙が16日に告示され、9陣営が立候補を届け出た。区内では、昨年4月の江東区長選をめぐる公職選挙法違反事件など不祥事が多発し、各陣営とも「クリーンな江東区」を訴える。投開票日は28日。
 国会議員に欠員が出た場合、原則として、年2回、4月と10月の第4日曜日に補欠選挙が実施される。立候補を届け出たのは、届け出順に、NHKから国民を守る党の弁護士、福永活也(43)▼無所属の作家、乙武洋匡(48)=国民民主党、ファーストの会推薦=▼参政党の看護師、吉川里奈(36)▼無所属の元衆議院議員、秋元司(52)▼日本維新の会の元会社員、金澤結衣(33)=教育無償化を実現する会推薦=▼諸派でIT関連会社経営の根本良輔(29)▼立憲民主党の元江東区議、酒井菜摘(37)▼日本保守党の大学客員教授、飯山陽(48)▼無所属の元参議院議員、須藤元気(46)――の計9人。
 同区長選をめぐっては、柿沢前議員が昨年2~10月ごろ、自民党区議や陣営スタッフらに現金約280万円を提供するなどしたほか、違法な動画広告を約37万円で配信したとして懲役2年、執行猶予5年の判決が言い渡され、有罪判決が確定している。こうした事情もあり、各候補者は政治改革などを中心に訴えを繰り広げている。
 15日現在、区内の選挙人名簿登録者数は43万890人(男性21万159人、女性22万731人)。期日前投票は17日から江東区役所および豊洲シビックセンターの2か所で行われ、21日からは投票場所が9か所に拡大される。投票時間は午前8時半から午後8時まで。政治不信が高まる中、投票率にどう影響するかも注目される。


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