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木村前区長初公判 涙の謝罪

 昨年4月の江東区長選を巡り、公職選挙法違反に問われた前区長の木村弥生氏の初公判が18日にあり、木村被告は起訴内容を認めた。法廷では時折涙を見せ、「政治不信、混乱を招いたことを深く反省する」と述べた。
 木村被告は選挙応援の見返りに元区議に100万円を提供したとする買収と選挙期間中に有料ネット広告を配信した罪に問われている。昨年4月に区長選には当選したが、同年11月に辞職をした。
 有料広告の掲載について、木村被告は昨年の区議会などで支援者が単独で行っていた旨を説明したが、この日の裁判で元区議らと相談し、虚偽答弁を行っていたことを認めた。
 同区長選をめぐっては、元衆院議員の柿沢未途氏が昨年2~10月ごろ、自民党区議や陣営スタッフらに現金約280万円を提供するなどしたほか、違法な動画広告を約37万円で配信したとして懲役2年、執行猶予5年の判決が言い渡された。

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