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第1回江東区議会定例会が閉会

 江東区議会の第1回定例会は28日、過去最高規模となる新年度予算を賛成多数で可決し、閉会した。新区長就任後初となる議会は初日に辞職勧告決議が可決されるなど波乱のスタートとなったが、その後は大きな混乱なく終了した。
 昨年12月に大久保朋果区長が就任してから急スピードで行われた予算編成は、「大久保カラーを出せた」(区幹部)という。子育てや防災などに力を入れた予算となり、予算の審議は滞りなく進んだ。
 最終日となる28日には、現副区長2人の退任に伴い、新たに綾部吉行・総務部長と油井教子・こども未来部長の2人を副区長に選任同意した。また、新年度予算への賛否について賛成反対の討論が初めて行われた。賛成側で討論に立った自民・参政・無所属クラブは「区民の声が反映され、積み残しとなった課題認識を概ね共有できた」などと賛成の立場を表明。反対の討論に立った日本共産党江東区議団は「高齢者の暮らしの支援策やジェンダー平等の取り組みなどが不十分」などと主張した。採決の結果、日本共産党江東区議団、立憲民主党・市民の声をのぞく会派が賛成し新年度予算は成立した。
 議会閉会を受け、大久保区長は「全世代に責任を持つ区政を実行していく」と話した。次回の定例会は6月に開催される予定。

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