唯一の我儘な主張がドアスラム

こんにちは、ゴトー日。10日の更新です。

最近というか結構前からの悩みなんですが、自宅で飼っている鳥がやたらと頭に止まるようになってきて困ったなっていうそういう些細なお話。
特に深刻に悩んでいることってあるのかないのかっていうところですが。

悩みといえば、なんですけども。
私今の髪型は別として髪色が私の人生にしては珍しく、そこまで気に入っていないんですね。
元々は一本の分け目にだけ沿ってハイライトを入れていて、次に美容院に行った時は全体的にまばらにハイライトを入れもらって動きをつけるようにしていたんです。
で、最初に入れたハイライトは当然その後に入れたランダムハイライトも伸びてきたため、リタッチしてもらったらいいかなと思っていたところ私の伝え方が悪かったためまあものすごい勢いで見える部分が金になってしまったんですね。
私の感覚的にはランダムハイライトの部分だけのリタッチを考えていたので、仕上がりを見て分け目に沿ったハイライト部分もリタッチされてしまったんで、その分け目にするとTHE金髪って感じ。でもランダムのところもリタッチしてあるので他の分け目にしても結構金髪のところがあって、もうとりあえず金髪がよく目立つ。
金髪っていうか脱色しているだけなんですが、インナーカラーもしてましてそちらも脱色しているだけでして、その理由は元々染色すると黄色味が強く出てきやすくて色落ちを防ぐためにカラーシャンプー使っていまして。
そのカラーシャンプーはアッシュカラーなので、脱色だけしてる部分に徐々に色が入っていくという算段で、アッシュに飽きたなら違う色のカラーシャンプーをしたらいいやと考えているため、色を抜くだけ抜いているっていう状態なので何も手を加えてないとただの金髪になっちゃうんですね。

で、私自身その施術をお願いしている最中「ハイライトを増やし続けていったら結局髪が金髪になっちゃうから、そうしたくないので今ある部分をリタッチしてやっていきたいなと思ってるんです」と伝えてあったので、現状の私の髪色は私が望んでいない状態に見事なってしまっているんです。
そういう事もあり、それ以外にも色々と以前から気になっていた事もあって、次美容院行く時はもう新しいところにしようかなとホットペッパービューティーで近所のお店探し始めていたら、家族に「珍しいね」と言われたんです。

普段というかいつもの私ならば、要件・要点を伝えてそれが改善を促すのが通常で、それで改善されなかったらお店を変えるという流れっぽいのにというのが家族の意見で、確かに言われてみればそうかもしれないなと自分の行動に不思議さが湧いたんですね。
相手もプロの仕事としてお金をもらって私に技術を施してくれているのだから、単なる感情的なクレームではなく技術的な内容の提案乃至クレームなのであれば多少なりとも耳を傾けてくれる可能性は当然あるんですよね。
次回の来店で4回目になるそこでの私の担当者さんだって、施術後「ありがとうございます」とにこやかに去っていった私がこんなにも不満があるだなんて思ってもいないでしょうし、来なくなったら少しくらいは寂しい思いをするかもしれないと思えば、ある意味家族の言う通り普段の私らしい行動を取るのが私らしいのに、変な感じでした。

気に入っていた(かどうかはさておき)お店に、何かしら思う事があって突然足を運ばなくなる様というのはなんとなくドアスラムに近いものがあるような気がして、ちょっと面白いなと感じたのもありますけどでも日本人ってそういうところ結構多かったりしませんか?(主語がでかい)
イメージとしてなんですが、不快な思いをしても不快でしたと声を荒げて主張しない代わりに、もうそこには近づかない足を踏み入れないというのが日本人らしい特性かなと思っていて、今でこそ限度はあれど主張するのが悪というわけではない風潮(と称するのが正しいのかは疑問ですが)になってきていると感じているので、全てがそうとは言いませんが何となく私の中では物静かな妖精が日本人なのかなと。
どっちがいいとか悪いとかそういう話ではないのでとりあえず特に掘り下げませんが、仮に私の感じる日本人らしさみたいなものがそれだと定義するのであれば、大体の日本人ってINFJ なんじゃない?なんて暴論が飛び出てきちゃいますね。

まあ余談なのでそれはいいんですが、私個人的にもうこの人と接するのしんどいなと思った時は黙っていなくなるって選択をした事が、私の記憶ではあまりなくてですね。
しんどいなーと思って離れたくなるには確実に段階が存在していて、何故しんどいと思ったかというのを言語化出来るくらいには自分の中で何度も見つめているんですよね。そして許容範囲を超えてしまった、超えそうになってしまった時にその言語化出来る理由を相手の都合なんぞ無視して、つらつらと一方的に伝えて去る。これが私のドアスラムだったりするんですが、だから突然扉を閉めるのではなく理由を告げて扉を閉めるし、その扉にはその理由文を刻んでおくんですね。
そしてその扉に刻まれた理由文が見えなくなるくらいに汚れてしまったら、ひょっとしたら扉が開くかもしれませんね。そもそも嫌いだからドアスラムをするわけではないし、自分の心の均衡を崩したくない安寧を失いたくないから私の生活から取り除くという作業がそれに該当するので、好きでもお互い傷つけ合ってしまう恋人同士が別れてしまうようなもんと言いますか。
基本的に人のことは好きだし大事にしたいと思っているわけで、自分が自分でなくなってしまうと他者を大事にも出来なくなってしまうので、そうしてしまう事により自分を嫌いになってしまうし不必要に他人を傷つけてしまうなんてあってはならないと思うから、人に優しく出来ない自分を作ってしまう原因は排除したいんですよね。

ドアスラムした扉が何年か何十年かした先に開いた時に、扉を綺麗にしたら何故関係を遮断する必要があったかの文章が浮かび上がって、これはもう必要ないと磨き直すか、そういえばそうだったな考えてみれば相変わらずだなと再び扉を閉める事があるかもしれないけど。基本的には嫌いになっているわけではない人とのドアスラムは、する側の身としてみれば満身創痍に近い状態の可能性はあるが、される側の事も考えてしまうためドアスラムをした事にも痛みを伴うっていう感じなんですよね。

…と、いう事で次美容院行く時は最後通告というわけではないけれども、最後の見極めのために4回目の来店をしてそこで自分の納得いくようなものにならなかったら、他のお店に行こうかなと考えています。
前振りの長いいつも通りの記事でした。

ではまた。

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