熱と冷え

熱と冷え。

名古屋でのライブ『みんなのうた』が終わった。

東京でもそうだったけれど、信じられないほどの反響だった。

だから、まだ言葉にならないことの方が多い。

それでもいま、ヘロヘロながらも、はっきりと思っていることは「熱と冷え」のことだ。

一生懸命歌うと、熱が出る。
歌詞や意味や、だれのどんな歌かということよりも先に、僕らはその熱で交流しているような気がする。

そう感じる場面が、今日、何度もあった。
なにも話さなくても、通じ合っているような。

心が冷え込んでいるとき、人は一人になりたがる。
閉じこもって、なんなら敵視もしたくなる。

その冷えを溶かすのが、熱だ。
それは懸命さの中に含まれている。

赤ちゃんや子どもといると元気になるのは、熱が伝わってくるからだ。
おなじくらい、大人だって一生懸命やれば、熱伝導を起こせるのかもしれない。

冷えが溶けると、元気になる。
そして、人と人が仲良くなる。うれしくなる。

温もりが、広がっていく。

なんだかそんなことを思っている。
そして、その放熱を受け止めてくれたお客さんたちと会場の西念寺さんの懐の深さのありがたみを噛み締めている。いい場だった。

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