そういうのって、どう考えたらいいのだろう。
昨日、学習会に一年ぶりに来た中学生が、ゲームの動画を見せてくれた。
「UNDERTALE」というゲームのボス戦らしい。
ドット絵が信じられないスピードで動きまくっていて「これは狂うわ」と内心思ってしまった。
前にファミコンと Switch のことを書いたりもしていたしね。
でも、いままでのRPGで、こんなボス戦みたことがなくて、そのアイデアに「すげー」とも思ってしまった。
「UNDERTALE」のことを教えてくれた彼は、いま学校に行っていない。
昼夜問わずゲームをやっているという。なりたいものはプロゲーマー。
実際、ゲームの話しかしない。
それ以外の話になると、別人のようにしゅんと萎んでしまう。
ゲームの話だとはきはき、堂々としているのに、それ以外だと声も聞こえないくらいになる。
ちょうど大学生のサポーターとやっているゲームが一緒だったこともあって、彼は嬉々としてゲームについて語り、帰っていった。
その日の振り返りミーティングでは「ゲーム依存」という言葉が出てきた。でも、ゲームの話をしているときのいきいきとした表情を思うと、複雑な気持ちになる。
ゲームはいま、彼の居場所になっている。
そのままプロゲーマーになるというルートが、あったりするんだろうか。
ゲーム依存を心配することで、彼の夢を邪魔することになるのだろうか。
興味が出て「UNDERTALE」のことを調べてみた。
あのドット絵だし、どんだけマイナーなゲームかと思ったら、ものすごくヒットしていた。日本の「MOTHER」に強い影響を受けた外国の人が作ったゲームで、あの星野源さんも大ファンらしい。
なんか、やってみたくなった。
「狂うわ」とか言ってたのに。
それから「ゲーム依存」のことを調べてみた。
うーん……と思った。
そういうのって、どう考えたらいいのだろう。
あんなにやりたがっていることを止める理由ってあるのかな。
それは彼のいきいきとできる居場所を奪うことになるんだろうか。
世の中、わからないことが多すぎる。
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