惚れた腫れたと

四十代の恋のうた。

悪魔的なくらい 魅力的なあなたを
ぼくの中から 追い出そうとしてみても

魔女に呪いを かけられてるみたいで
吸い寄せられちゃって まるでダメなんです

単純で明快な この素直な事実を
別のなにかに 置き換えようとしても

魔法の力に さからえないみたいで
いつだってあなたで 胸がいっぱいです

一生懸命 やってたら
そこにゴールは あるのかな
鬱蒼とした 藪の中
どうしょうもない 恋のうた

もしもぼくが
救いようもないくらいに
溺れてしまっても
満たされないんだから いいだろう?

一生懸命 やってたら
今度はうまく やれるかな
混沌とした 渦の中
恥ずかしいくらい 恋をした

昨日、スピッツの草野マサムネさんのインタビューをみてたら、恋の歌の話になって、こんなことを言っていた。

「もう三十も半ばを過ぎますとですね、恋だのなんだのって言うことが、恥ずかしいっていうような、恥ずかしいものになってきてんのかなと思うことがあったりしたんですけど、いや、むしろ、じいさんになるにつれて、そういうことを声高に言うべきなんじゃないかなと、バンドマンは。」

そのときは「へー」って思ってみてたけど、意外に深いところに響いていたみたいで、今日の歌はこんな曲が出てきた。

恋が恥ずかしいって、なんかわかるなーと思う。
ぼく自身、もう四十代で、奥さんもいるし、若い頃の惚れた腫れたの感じは、青いなあと思ったりもする。もう通り過ぎたもので、歌にするにしても「愛」ならいいけど「恋」は自粛、という感じが。

でも、ドラクエや FF に触れて、中二の頃に戻ったように、歌をつくる中で二十代のあの気持ちに戻るってことがあるのかもしれない。マサムネさんの語りを聞いていたら、そんな気持ちになった。

記事を読んでくださって、ありがとうございます。 いただいたサポートは、ミルクやおむつなど、赤ちゃんの子育てに使わせていただきます。 気に入っていただけたら、❤️マークも押していただけたら、とっても励みになります。コメント、引用も大歓迎です :-)