真夏の雪 ~ summer snow 【あなたのうた #18】

15分のお話から、あなただけの、世界に二つとない曲をおつくりする『あなたのうた』で、今日お渡しした曲です。

この曲のためにお話をうかがった日は、満月でした。
歌詞の中に、さらっと「wer wolf」(狼男)が登場しています。

この日はなぜかビデオ通話が使えなくて、電話で15分お話をうかがいました。

いまは無料でビデオ通話までできますが、画面もなく、声だけでつながろうとする感じがなんだかなつかしくて。

流れる沈黙のあいだに、昔々、電話ボックスで誰かと話したときの景色がふっとよみがえりました。テレホンカードという言葉もひさしぶりに使った気がします。

「雪」は、ご本人のメールアドレスから拝借。
こんなふうにして、その場にしかない、いろんな偶然の力を借りて曲ができあがるのが、本当に面白いし、ありがたい気持ちにさえなります。

 * * *

『真夏の雪 ~ summer snow』

作詞 澤 祐典 作曲 澤 祐典

季節はずれの 雪が降る
記憶の合間 埋めるように
もしも君も 見てるのなら いますぐ
僕のことを 思い出しておくれよ

電話ボックスの 十円玉が
残り少なに なった頃
ふわりと舞う 真夏の雪
なんだか 見惚れてしまって

テレホンカードを 持ってき忘れて
もうじき通話が 終わっちゃうから
言おうとして 言おうとして
うまく 言葉にできなくて

しまい忘れた 長袖みたいに
間延びした 沈黙でさえ
どっかで二人を つないでる
そんな気がした

シャララララ 雪がふる ふしぎな夏
シャララララ oh oh
シャララララ 熱にふれ 融けてゆく
二人の言葉みたいに

どうして 涙がでるの

月ひとしずく
恋にまた 落ちてゆく
形見になるのは
なによりも 大事なもの

夏の火影が ゆらめいて
宵闇を 隠してゆく
虚しいのは 当たり前
そういうものって 思うしかないや

那由多ほど離れた 僕らの心
でも君はきれいだった
あまりにも 那由多

wow wow wow wow wer wolf......

シャララララ 雪がふる ふしぎな夏
シャララララ wow wow
シャララララ 熱にふれ 融けてゆく
二人の言葉みたいに

どうして 涙がでるの

心に秘めた たいせつなこと
うまく言葉に ならなくて
言おうとして 言おうとして

結局 黙ったまんまで

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