緑児童館

さよならするのはつらいけど。

ぼくは転校や転職を重ねてきたので、去ることには慣れている。

はずだった。

でも、今回、児童館から去るのは、けっこうつらかった。

自分で「やめる」と決めて出ていくわけだから、お門違い話なのだけれど、全部が終わったいま、やっぱりさびしい。

後悔しているわけではないのだけれど、やっぱりなんかつらかった。

先週、この記事を書いている頃は、まだ余裕があった。

でも、

こんなメッセージとか、

こんなエールとか、

こんなこと描いてくれたりとか、

お花をいただいたりとか、

今日だって「そうめん食べたい」って言ったら、こんな企画をしてくれて、

なんだよ、これ。うれしすぎるじゃん。
いいのかよ、こんなにもらって。

なんか、かえってつれーよ。

そう思ったら、急に児童館のふつうの日常が愛しく思えてしまって、

最後の最後、帰るときには、ひと部屋ずつ「ありがとう」って挨拶して、一枚ずつ写真を撮った。

だから、今日の歌日記の曲は、こんな曲だ。

自分でも 時々やんなるよ
こんな人生

誰にも説明できない
ただ心の中にある
羅針盤にしたがうだけ

親にも心配をかけて
まわりを振りまわしてる

人とちがう道を歩む
僕だけに課された 運命なのか
どうして こんなふうにしか
生きてはゆけないの?

ああああ もっと上手に
生きてけたらいいのになあ
もっと安心して もっと器用に
誰からも祝福されるような

ああああ そんな人生を
生きられたらいいのになあ
空を飛ぶ あの鳥みたいに
風にのって 歌いながら
笑いながら あああ

選んだのは自分。決めたのも自分だ。
そして、どう転んでもこの選択だったと思う。

それでも「なんでだよ」ってつくづく思わされた。

こんなにいい人たちに囲まれていて、こんなにいい場所にいたんだなあって。

そういうのを、本当のアホって言うのかもしれない。

でも、こっちの道を生きていくしかないんだよなあ。
さよならするのは、つらいけど。

いいとこだ いいとこだ
さよならするのは つらいけど
時間だよ しかたがない
次の回まで ごきげんよう
(『ドリフ大爆笑』エンディングテーマより)

次の回まで、ごきげんよう。
虫のいい話かもしれないけど、また会えたらいいな。ほんとに。

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