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有隣堂、小田原駅隣接施設に「出会う図書館」

有隣堂は、三幸学園小田原短期大学と「ゆうりん・おだたんグループ」を組織し、10月19日に小田原駅(神奈川県)隣接の広域交流施設「ミナカ小田原」 6 階にプレオープンした小田原市立小田原駅東口図書館・おだぴよ子育て支援センターの運営に当たっている。当初の利用は予約制だったが、10月27日からは自由入館に移行。ミナカ小田原の開館に合わせて12月4日にグランドオープンとなる。

【有隣堂リリース1106】小田原駅東口図書館 自由入館開始 (1)

▲小田原市立小田原駅東口図書館の内観

同図書館・センターの面積は約1,672㎡(図書館エリア1,332㎡、子育て支援エリア228㎡、その他112㎡)。蔵書収容数は8万冊(開架6万冊、閉架2万冊)。同図書館のコンセプトは「アクセスしやすい『出会う図書館』」。

具体的には、①アクセス便利なビジネス支援拠点、②子育て世代 ・ティーンズをサポートする次世代育成拠点、③「歴史と文学の街・小田原」を広める観光・文化情報発信拠点、④「つながりや交流が発見を生む」出会いの創出――の4つの特色がウリとなる。

アクセス便利なビジネス支援拠点

①では、立ち寄り型・短時間滞在型図書館として利用者の利便性を高めるために、ICタグによる自動貸出・返却機や予約棚システムを導入し、レファレンス専用デスクを設置。さらに、図書館と子育て支援センターの両施設の特性を活かした研修会や、カフェイベントも開催していく。

子育て世代 ・ティーンズをサポートする次世代育成拠点

②では、隣接する子育て支援センター利用者の需要をにらみ、保育士による「子育て」目線からの選書を心掛ける。加えて、司書と保育士による絵本プロジェクトを実施するほか、子育て支援センターと児童コーナーを結ぶ「おはなし広場」で子育てレファレンスも行う。

【有隣堂リリース1106】小田原駅東口図書館 自由入館開始 3(1)

▲図書館の児童書コーナー

「歴史と文学の街・小田原」を広める観光・文化情報発信拠点

③では、小田原市経済部との連携によるまちの活性化支援事業 「小田原市の資源を誘引するゲートウェイ機能 」 を備え、 図書館と観光案内所 、観光地、地元商店街、NPO法人を結び、小田原の歴史と文化を発信していく。具体的には、街かど博物館ガイドブックの配架、小田原ガイド協会との連携、「小田原のまちを知るコーナー」や「お城の見えるテラス」の設置などを行う。

【有隣堂リリース1106】小田原駅東口図書館 自由入館開始4 (1)

▲小田原のまちを知るコーナー

「つながりや交流が発見を生む」出会いの創出

④では、書店のノウハウを生かした読書推進イベントの開催を通じ、本との出合い、人との出会い、地域との出合いの創出を目指す。「本を通して人を知る 人を通して本を知る」ビブリオバトルを開催するほか、 慶応義塾大学SFC井庭崇研究室と有隣堂が共同開発した「Life with Reading-読書の秘訣カード」の紹介・普及などに取り組む。


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