文脈くん

このnote及びマガジン「文脈ノート」では、コンテンツの「文脈」について書いていきます…

文脈くん

このnote及びマガジン「文脈ノート」では、コンテンツの「文脈」について書いていきます。文脈は、コンテンツの価値を高める最大の武器。これからのコンテンツは、文脈の強弱によって価値が決まってきます。文脈でコンテンツ力を高めたい、そんなクリエイターのためのnote及びマガジンです。

マガジン

  • 文脈ノート

    文脈は、アートであれエンタメであれ、コンテンツを商品として成り立たせるためにはきわめて重要な役割を担います。アートビジネス、コンテンツビジネスが成立するか否かは、ほとんど文脈にかかっているのです。ぼくはこれまで、その文脈についてさまざまな研究をしてきました。それをご紹介していくのが、このマガジンのコンセプトです。また、その文脈についての論考をビジネスとも結びつけ、仮説を展開していきます。このビジネススキームの仮説が、みなさんの役に立つことを目指します。記事は月10本ほど、つまりだいたい週2のペースで五月雨式に発表していく予定です。

最近の記事

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文脈とは何か?

文脈とは何か? それは、価値が生成される過程の物語のことだ。人は、物語を必要としている。なぜなら、物語の真贋なら鑑定しやすいからだ。それゆえ、ものごとを見極めるとき、文脈を必要とする。 文脈に則った作品は、価値を認めやすい。例えば、モナ・リザという作品がある。モナ・リザは、イタリアを追われたレオナルド・ダ・ヴィンチがフランス王に招かれ、その地で亡くなったため、フランスの所有物としてルーブル美術館に所蔵されることになった。つまり、ダ・ヴィンチやモナ・リザの価値をイタリア人は

    • これから生きていく上で何が必要な能力か?

      最近、子供の教育について話す機会があって、「岩崎さんなら何を教えますか?」と聞かれたので、それについて考えてみた。 ぼくは大きく3つあると思う。

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      • 糸島に移住して思うこと

        ぼくは2019年に子供が生まれたのと通いの仕事がなくなったので福岡県糸島市に引っ越した。きっかけは上記の二つだが、移住はずっと前から考えていた。その5年くらい前から朧気に考えてはいた。 だから、いざ移住するとなったときには、それほどの強い心構えというものはなかった。なんとなく自然の流れに沿ってやっただけだ。 ところが、それから5年が経過した今、コロナの影響もあって世の中が移住ブームになっている。おかげでというとなんだが、糸島の地価も上がったくらいだ。 そこで、今さらだがあ

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        • 観察者の金太郎飴

          「観察者」という概念は面白いと思った、という話をしたい。

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        文脈とは何か?

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        記事

          国家という共同幻想の興味期限が切れたらどうなるのか?

          日本を含めた「国家」というのは共同幻想である——というと、ほとんどの人が「え?」という顔をする。そもそも「共同幻想」の概念を知らない人が多いから仕方ないといえば仕方ないのだが、それでも、国家が共同幻想であることを知っているかどうかで、今後の生きやすさの大きな分かれ目になってくる。だから、より多くの人が知っておくべきだろう。

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          国家という共同幻想の興味期限が切れたらどうなるのか?

          いまだに能力の低い人が社会の中枢にいる以上、能力のある人にとってチャンスの多い「能力格差社会」は続く……というか拡大する

          いまだに能力の低い人が社会の中枢にいる。それどころか、そういう人がいまだに評価、賞賛されている。 面白い記事があった。

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          いまだに能力の低い人が社会の中枢にいる以上、能力のある…

          これからの資産形成

          最近は資産形成系の動画をよく見ている。なぜこんなに資産形成が論議されるようになったのか? それは人が働く必要がなくなったからだ。今、多くの仕事がすでにコンピューターとインターネット、それにロボットに奪われている。そういう中で、働くこと自体が、生きる上で社会とマッチしていない。 昔はよく、「生きるってなんだろう?」と考えていた。しかし今は、「働くってなんだろう?」と考える。それは、働くことの意味や定義が変わりつつあるからだ。 これからの資産形成をいろんな人が論じているが、

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          これからの資産形成

          『ルックバック』の予告編が面白そうだった

          『ルックバック』の予告編が面白そうだった。 どこが面白かったのか? 00:04 横ドリーがいい。 00:07 鼻に当たっている光がいい。 00:10 シンプルな描線とCGの立体感がいい。 00:16 背景の抜けがいい。 00:21 「マンガの天才です」のセリフからの急なカットバックで中学の授業中にマンガを描いている背中のカットがいい。これは「天才です」と言われながら、実は超絶的な努力家であるということの矛盾と「理解のされなさ(孤独)」を表現している。 00:31

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          『ルックバック』の予告編が面白そうだった

          テスラはどこへ行くのか?

          テスラの株価が今年に入って下がり続けている。同時に、EVについても不調が伝えられている。テスラはこれからどこへ行くのか? ぼくは5年前、サイバートラックが発表されたときに感動して、これを予約するのと同時に、テスラの株を買った。そこで分かったのは、テスラの本丸は電池であって、電気自動車はいうならば「走る電池」というコンセプトなのだということを知った。

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          テスラはどこへ行くのか?

          最も確実に頭が良くなる方法

          頭が良くなる最も確実な方法は「本を楽しく読む」ということだ。ここで鍵となるのは「楽しく」という部分である。イヤイヤ読んでも意味がない。

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          最も確実に頭が良くなる方法

          社会認識の誤りが格差社会を生んでいる

          ぼく自身、毎日のように格差社会の現実というものに突き当たってしまう。特に、ネットで格差社会の現実を突きつけられるケースが多い。 「格差社会の現実」とは、いうならば「認識」格差だ。この世の現実を正しく認識できないがゆえに、人生が上手くいかないというケースが50年前に比べて各段に増えた。それゆえ、格差社会が拡大しているのだ。

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          社会認識の誤りが格差社会を生んでいる

          道具が好きすぎる本当の理由

          どうやら自分は道具が好きらしい。というより度を超して好きすぎる。いうならば道具オタク、道具道楽だ。 といっても、道具道楽はそれほど珍しいわけではない。要はDIYオタク、ガレージオタクの類いである。道具を集め、ガレージに並べることに快感を覚える。もちろん、使うことにはもっと快感を覚える。 道具の快感は、それを使うだけで自分がエンパワーするところだ。それまでできなかったことができるようになることである。これが何度味わっても快感である。しかも副作用がない。だから、合法的かつ健康

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          道具が好きすぎる本当の理由

          モグラを殺したかもしれない話

          先日、モグラが自分の敷地の中で死んでいた。駐車スペースの近くだったから、ぼくが車で轢き殺したのかもしれない。確証はないが、そうだとすると申し訳ない。ただ、そこで逆に思ったこともあった。

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          モグラを殺したかもしれない話

          本屋大賞はなぜ炎上したのか?

          本屋大賞への批判が話題となっている。 この批判が、大きな賛同を受けている。しかも、いわゆる「本屋好き」から賛同を得ている。そうして、本屋大賞が一種の炎上状態となっている。 そこで、今日は本屋大賞について書いてみたい。

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          本屋大賞はなぜ炎上したのか?

          誰も言わない株で設ける本質的な方法

          前回の話の続きではあるが、株は「価値」というもののかなり煮詰まった存在である。だから、株を売買すると価値の勉強にもなる。 つまるところ、株には「価値」しかない。それ以外には何もないのが株だ。その意味で、お金と似たようなところがある。しかしお金と大きく違うのは、その価値は大きく変動するし、また何かと交換するにはいったんお金と交換しなければならないところだ。そこのところで、お金より下位に位置づけられている。 株で稼ぐ方法は大きく二つある。

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          誰も言わない株で設ける本質的な方法

          これからの時代はどんな能力が役に立つか?

          これからの時代は、どんな能力が役に立つか? ぼく自身の経験から考えると、これまでも、そして今も、一番役に立っている能力は「価値が分かる能力」だ。逆に、世の中でうまくいっていない人を見ると、総じて「価値が分かる能力」が低い。 だから「価値が分かる能力」は、ぼく自身がこれからもっと鍛えるのはもちろん、他者や子供たちにも教えていきたい。 では、どうすればそれを鍛えられるのか? ぼく自身が実践した方法で、効果があったものを三つ紹介したい。

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          これからの時代はどんな能力が役に立つか?