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天外伺朗さんの本を読んで分かった創造力を育てる方法

弟の友人・トミーに勧められて、天外伺朗さんの「創造力ゆたかな子を育てる」という本を読んだ。ぼくが子育てをしていると知っているので、その参考にと、だ。

結論からいうと、これはとてもいい本だった。子供を持つ親はもちろんだが、そうでない人も読んだ方がいいと思った。なぜかというと、これを読むと「自分の育てられ方が良かったのか悪かったのか」が分かるからだ。そして、自分の育てられ方が悪かったのだとしたら、そこから自分自身を育て直す手がかりとできる。この本のやり方を踏襲することで、自分自身を教育し直すことができるのだ。

どういうことが書いてあるのか、かいつまんで説明したい。まず前提として、この文脈ノートでも何度か言及しているが、これからの世の中にはロボットのような人間は必要なくなる。なぜならロボット自体が進化したからだ。そのため、ロボット型の人間は今、どんどんロボットに仕事を奪われている。

ロボット型の人間とは、単調だがきつい仕事を文句も言わずし続けられる人のことだ。言い方は悪いが、単純労働が得意な人のことである。それは、肉体労働でも頭脳労働でもそうだ。どちらも単純な労働は(いや最近はかなり複雑な労働まで)、どんどんロボットにその座を奪われている。

だから、これからの世の中で生きていくには「非ロボット的な人間」であらねばならない。では「非ロボット的な人間」とは何か? それは、「創造性が豊か」ということだ。そして、ここからが重要なのだが、創造性の豊かさは遊びで養われる。ただし、ルールが決まった遊びではなく、ルールそのものを創造するような遊びだ。これが最も創造力を育む。

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