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交通事故の文脈について

ここ最近、立て続けに交通事故が大きなニュースとなっている。それはおそらく、交通を巡る状況が今後数年で大きく変わるからだろう。具体的にいうと、自動運転化が一気に進み、交通事故が減るからだろう。

線香花火というのは、消える前に一瞬パッと明るくなる。あるいは、夜明け前というのは、一瞬とても暗くなる。そういうふうに、何か大きな位相の転移が起きるときには、事象というのは一瞬それとは反対の方へと向かう。今の交通を巡る状況は、そういう状況と読み解くことができるだろう。

例えば、昨今は右派と左派との対立が激しくなっている。そういう「思想対決」が、またぞろ燃え上がっているように見える。

しかし、それは実相ではない。実相は、右も左も含め、もうそういう思想自体が社会の中での価値をなくしているから、それをよりどころにしている彼らは立場をなくし、焦っているのだ。それでどんどんと考え方、生き方を先鋭化させているので、とても目立つというメカニズムになっている。

先日、Anycaという一般の人の所有する車を借りることのできるマッチグサービスを利用して、テスラを借りて運転してみた。テスラは、現時点で自動運転を実現させているほとんど唯一の車だ。特に高速道路では、運転しなくても勝手に走ってくれる。カーブも曲がってくれるし、前後左右の車との車間もちゃんと取ってくれる。

この自動運転を体験したことの衝撃は大きかった。もう何年も前からテスラが自動運転をしているということは知っていたが、まさかここまで自動だとは思っていなかった。それは半自動などという生やさしいものではなく、全自動だ。本当に何の操作もなしに車が勝手に走ってくれるのである。

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