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子供が産まれてから10ヶ月間のこと

子供が産まれてから10ヶ月が経つが、その間のことを思いつくままに書いてみたい。

まず、子供が産まれる前は「イクメン」というのをがんばろうと思っていた。子育てにいろいろ参画しようと思っていた。

しかし、産まれてくるとその思惑が外れた。ぼくにできることはほとんどないので、とてもではないが「イクメン」といえないなと思った。

いや、そもそも「イクメン」という概念はおかしいと思った。おむつを替えたりお風呂に入れたり寝かしつけしたりということならぼくでもできる。しかし子育てとはそういうことではない。24時間ともにいてずっとケアし続けるということである。

ぼくは、掃除、洗濯、炊事、おむつ、お風呂、買い物などは一通りした。ミルクも与えた(寝かしつけはうちの子供は必要ない)。ただ、それでも子育てしているという実感はなかった。

ぼくが子育てに貢献できたとすれば、子供と一緒にいる時間を比較的多く取れたことと、必要な物資を調達できたことくらいだろう。しかしそれは子育てではない——というのが、そういうことをしてみてのぼくの実感だった。子育ては、断然女性の方が向いている。逆に、物資の調達だけは男の方が向いているのかも知れない。

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ところで、ぼくはフリーランスだから、そもそも育休がない。それでも幸か不幸か、今はほとんど仕事がないので、子供と一緒にいる時間をかなり取れる。

そのときに何をしているかというと、基本的に戯れているだけだ。お世話などはしていない。うちの子供は全然手がかからないのだ。

それは、ぼくにとってだけではなく妻にとってもそうだ。妻は、専業主婦ということもあって基本的に子供に24時間つきそってずっとケアしているが、全くストレスを感じていないそうである。また、「仕事をしない」ということにも全くストレスを感じていない。逆に、ぼくにあれこれ手伝われる方がストレスなので、適度な距離を保っているくらいだ。

それでも、子育ての方向性は一致している。例えばうちの子供は「ジーナ式」という育て方を採用している。

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