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2019年4月富岡浪江取材 大堀小学校

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〜〜〜〜〜

<続き>

浪江町小野田集会所の先の天神さまへ。

除染した場所を猪が掘り返したか。地面が妙にふかふかだ。

(人間がバカで申し訳ありません)

グーグルマップで確認出来るが、除染のために木が何本も切られている。

…残念だね。本当にごめんなさい。

空気が澄んでいて美しいけれど、この辺りは常に1μSv/h前後ある。

大堀小学校到着。こちらの正門側から敷地に入るのは一昨年の11月以来。

↑(2017年11月28日撮影)

「豊かな心」

去年10月は校庭側から入ろうとしたけれど、余りに荒れていて入ろうと思わなかった。空間線量が高く、履いているジーパンに大量の放射性物質が付くのも嫌だったから。

↑(2018年10月21日撮影)

校舎の中はきれいに片付けられていて、校庭の様子も昨年10月とは違って比較的綺麗で、普通に入ることが出来た。

こういうところは廃校というか、休校中らしいけど。

児童クラブ入口…か

ひと呼吸ついてから写真を撮ろうと校庭へ向かうと、急に風が強くなった。「強風」のレベルを超え、もはや「暴風」で、体重の重い僕の身体でさえ飛ばされそうな強さ。なんとか校庭へ向かい校舎の全景を撮影したところ、画像が真っ白に。

「は?」
僕の頭も真っ白になり、様々な設定をいじってみるが状態変わらず。マニュアルで撮影したところ、絞り値を小さくしてシャッタースピードを最速に近い状態にしてなんとか撮れた。望遠レンズに変えて撮影してみると「オート」の状態でもちゃんと撮ることができたので、強風による標準レンズの故障と判断する。

写真家のNさんと連絡をとったところ、標準レンズの絞り羽根の故障ではないかと指摘があった。後日修理に出したが、その通りだった。

標準レンズ故障のため、これ以降は望遠レンズとマニュアル撮影で対応する。撮れなくならなかっただけまだいい。

撮れなくなったら、スケッチするしかないかと思いつつ、それはそれでいいかもと思ったりもする。

(桜は咲いてるけども、悲しい光景)

(空が青くて綺麗に晴れれば晴れるほど、違和感のある光景)

(ここにも、イノシシの掘り返した跡)

(8年…か)

この広い校庭で、再び子供たちが遊ぶ日は来ないだろう。せめて、動物たちの井戸端会議を。

この後、すぐ隣の大堀幼稚園へ。片付けられた小学校と違い、幼稚園は震災直後のままだった。

<続く>


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2019年4月富岡浪江取材 大堀小学校

鈴木邦弘

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鈴木邦弘

イラストレーター、絵本作家、介護福祉士。第4、6回MOEイラスト絵本大賞入選。PIBO.jpより電子絵本公開中。2019年3月、金沢21世紀美術館にて「もやい展金沢」出展。 https://www.behance.net/niq1973f635

2019年4月富岡浪江取材

2019年4月5日〜7日、二泊三日で富岡と浪江を取材してきました。
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