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殿堂ゼロ王決定戦第4試合 解説・考察

※この記事は殿堂ゼロ王決定戦第4試合のネタバレを含んでおります。
まだ動画を観ておらず、ネタバレされたくないという方は、一度視聴してから読む事を推奨します。

それでは本編に参ります。


本編

正直動画で大体書きたい事を言われてしまった為、この記事では簡潔に動画の考察と解説をしてしまいたいと思います。

この赤単轟轟轟対ジャックオービーメイカーの相性に関しては先攻後攻に関わらず2:8ぐらいの相性差になっています。
というのも動画で言及されていましたが《滅亡の起源 零無》のデメリットであるはずのゲーム開始時1ドローがメリットになってしまっているので先攻をとっても手札が1枚吐ききれず、後攻をとってしまっても《ベイB セガーレ》が出されてしまうと《"轟轟轟"ブランド》が場に出なくなり打点形成が難しくなって負ける展開に突入しやすくなっています。
後攻をとった時に仮にセガーレが出なくても、1ターン目に轟轟轟を出して勝つためには《ニクジール・ブッシャー》が2枚必要になりますし、結局その場合だとオービー側は2マナあるので《十番龍 オービーメイカー Par100》が定着する可能性もあってどちらにしろ勝てるか怪しくなってきます。

そもそも先攻を取ったとしても《ドリル・スコール》が絡まないとオービーメイカーが打点形成する前に定着したら終わりなので、どちらにせよカジュアるさんの勝ちの目はほぼ無かったかなとは思いました。

デメリット効果がメリットとして働く数少ない場面

考察と解説はここまでになります。(本当に初手事故と対面相性が終わっている上に第1試合みたいにネタにする要素も無いので)

代わりと言っては何ですが、このデッキが《禁断~封印されしX~》ではなく、何故《零龍》の採用になったのかという過程話でも軽く書こうと思います。

ジャックオービー改造初期案

実際に考察初期のものですが《樹占の風》が抜けている以外は今見かけるリストだと思います。
ダーツデリート対面で相手ターン中の《オールデリート》を防げるという意味では好感触だったのですが、結局のところ自分のターン中にカウンターで撃たれるデリートをケアできずに悩んでいました。
何十戦もやってるうちにどうやっても呪文をケアできずに攻撃するしか無いのならデリートをケアする必要は無いのではという発想になりました。(どうせデリートされるならいつやられても関係ないという発想ですね)

そうした場合逆にケアできる苦手対面とは何かというのを探したところ、赤単轟轟轟などの轟轟轟対面が先攻を取られるとほぼ負けという盤面が多数見られた為、採用するだけでケアできるようになる零龍を採用するようになったという訳です。
実際、初期案だと相性が五分五分だったので今思うと画期的な考えだったと思います。

そこから零龍と相性のいい樹占の風を組み合わせたり、プレイング等を見直していくと現在の最恐デッキ、ジャックオービーメイカーになります。
そんなアーチーさんのジャックオービーメイカーが第6試合でZweiLanceさんの零龍使用のデッキ(本人Twitter談)と当たるのはなかなか興味深いマッチアップではあるのですが、次回第5試合は第1試合で先攻1ターンキルを公式動画で決めたフェアリーさん対全国覇者経験のあるじゃきーさんという見応えのありそうなマッチアップになります。
すでに明らかに超絶波乱が確定した展開となりそうなので期待してて観てください。

以上ブライトンでした。

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