見出し画像

殿堂ゼロ王決定戦準決勝第1試合 解説・考察

※この記事は殿堂ゼロ王決定戦準決勝第1試合のネタバレを含んでおります。
まだ動画を観ておらず、ネタバレされたくないという方は、一度視聴してから読む事を推奨します。

それでは本編に参ります。


本編

先に結論から書きますと、今回の筆者が使ったダッカルパラノーマルはダーツデリートに対して有利になるように持ち込んできています。
というのもこの決定戦に参加が決まった時点で自分が1つ確実にデッキ選択前から確定していた事がありました。
それは、

自分の第1試合でダーツデリート相手に1ターン目に負けるということだけは避けよう

という事です。

せっかく、殿堂ゼロの専門家という立ち位置からゲストとして呼ばれたのに何も見せ場も無く噛ませ犬として散るのだけは避けたいという点からダーツデリートだけにはあまり負けたくは無いという点から有利デッキを持ち込むことにしていました。(代わりに誰か違う人が先攻1ターンキルされないかなと思っていたら某DMYoutuberが見事にされていたので、美味しい可哀想な展開だと思いながら観ていました)

黎明期のカードとはいえどうして1マナでGoサインが出たかは誰にも分からない。

デッキの構造からの話をすると動画内でほぼ見せてしまっていますが、《禁断~封印されしX~》で《オールデリート》のケアは絶対していますし、《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》で《煌銀河最終形態 ギラングレイル》によるGRの展開は勿論、《ホーガン・ブラスター》や《ラッキー・ダーツ》、《ポジトロン・サイン》、《ドレミ団の光魂Go!》の呪文連鎖を止めるというかなりガンメタな事をしています。
また《希望のジョー星》で超次元呪文からの展開もメタしていましたし、そして何よりギラングレイルを先攻1ターン目に唱えられたとしてもこのデッキではS・トリガーから《凄惨なる牙 パラノーマル》をシールドゾーンに置くことで《The ジョギラゴン・アバレガン》以外は破壊する事ができたのでかなり分の良い勝負だったとは思います。

ただやはりダーツデリートはどんなデッキにも負けるがどんなデッキにも勝てるというのが最大の特徴なので、こちらもメタカードが間に合わなければいつ負けてもおかしく無いやっていてヒヤヒヤする対面ではありました。
具体的には《時空の支配者ディアボロスZ》を早期に出されて場を制圧されたり、じゃきーさんが入れていた《侵略開始!!にゃんこ軍団》を早期に出されるとこちらは《護天!銀河MAX》を使用しなければ除去することができません。
何より《超覚醒ラスト・ストームXX》が定着してしまうとジョー星もパルテノンも効かない除去が一生できないフィニッシャーが一生処理不可なクリーチャーを展開し続けるという地獄絵図を見せられてボコボコにされるという動画とは真逆の展開になっていたと思います。(そういう意味ではフェアリーさんの構築のダーツデリートの方がやり辛かったのかも知れません)

なので今回の試合ではにゃんこ軍団以外はケアして安全に勝てるまで待つというルートを取ることにしていたので、動画の見栄え的には少し面白味がない試合になっていたのかも知れません。
ちなみにこの時狙っていたのが2ルートあって、1つが動画でやっていた《水上第九院 シャコガイル》による特殊勝利を狙う事、そしてもう1つがじゃきーさんのデッキのホーガンブラスターが4枚全て見えるまでロックし続けるといったものでした。

デュエマの勝利の概念を1つ追加した革命的な子

あの最終盤面をひっくり返すのにはシャコガイルの特殊勝利を抜きにしても筆者のターン中でオールデリートを唱える事しかありませんでした。
しかし、オールデリートを相手ターン中に詠唱する為には、光魂Go!からラッキーダーツを唱えるかホーガンブラスターで唱えるかの2択しかありません。
光魂Go!はジョー星でケアしているのでホーガンブラスターしか唱える方法はありませんでしたが、それが4枚見えてしまえばどんなトリガーが埋まっていようが安心して攻撃する事ができるという訳です。(一応《暴発秘宝ベンゾ/星龍の暴発》からも唱えられる可能性はありますが踏んだ時点で攻撃しないのでカウントしていません)

これを超える超次元呪文が今後出るのでしょうか?

結局、結論としてはこの試合はじゃきーさんが早期に《超次元ガード・ホール》を唱えてディアボロスZを場に出せるかどうかのゲームになっていました。
ただそれをなんとかダーツの選択肢を躱してメタカードを展開できたのでこちらが勝利する事ができただけで序盤は常時綱渡りをしていたので、一方的に見えますがどちらに転んでもおかしくないかなりギリギリなゲームであったと断言します。


以上が準決勝第1試合の解説と考察となります。
前試合の40分越の実況解説を行なった後にすぐ撮った試合だったので肉体的にも精神的にも疲れていましたが、なんとかいい試合になったのでほっとしていました。
次回の準決勝第2試合はJO退化vsジャックオービーメイカーになります。
全国の覇者となった最強の矛と深淵から生まれた最恐の矛のぶつかり合いは目を離す事は厳禁なので是非見てください!

以上、ブライトンでした。



投げ銭部分には筆者が動画で行ったプレイングの一口解説を載せておきます。

ここから先は

766字

¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?