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殿堂ゼロ王決定戦第3試合 解説・考察

※この記事は殿堂ゼロ王決定戦第3試合のネタバレを含んでおります。
まだ動画を観ておらず、ネタバレされたくないという方は、一度視聴してから読む事を推奨します。

それでは本編に参ります。


本編

まずJO退化とダッカルパラノーマルの相性は殿堂ゼロ環境の構築に関しては
ダッカルパラノーマルが有利寄りの6:4といった印象でした。(構築や自分個人の考えなのでもしかしたら違うのかもしれませんが)

JO側が連続攻撃を決める事ができても、ダッカルパラノーマル側が《「正義全帝」》が場に出てしまったら最後、割ったシールドを埋められて全て振り出しに戻されて劣勢になってしまいます。
《進化設計図》などで攻撃回数を蓄えてから攻撃したいと考えるのですが、それを《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》が咎めるので当時現役で握っていた人でもプレイが難しくなると思います。(むしろ当時は存在しないカードなので昔のプレイングで引っ張られる人もいるかもしれません)

JO退化全盛期にはまだいなかったギャラクシールドの最終進化形

しかしダッカルパラノーマル側が圧倒的に有利かというとそうでもなく、この環境の構築に《「雷光の聖騎士」》に入っている事がこの環境だとあまり無いのでJO退化の連続攻撃を受け切る事ができず貫通といった場面も出てくるので相性自体は僅差になると思われます。
毎試合パルテノンを序盤に引けるなら構築上のデメリットが緩和できるのですが、パルテノンを引いたらいつでも勝ちに近づけるというわけでも無く、シールドの枚数が減っている中盤以降に展開すると自分のS・トリガーを使用できる枚数も減ってしまう為、JO単騎以外で攻められると貫通してしまう要素が出てきます。
その為、ダッカルパラノーマル側もプレイも難しいという見た目以上に面倒臭いマッチアップだと思われます。(特に今回の場合だと50枚構築なのでS・トリガーが無く、貫通といったこともあるのでかなり運にも左右されます)


対面相性はこの辺にしておいて、動画内の話をするとまずヤマダさんが《希望のジョー星》を場に出すというよくありがちなプレイミスをしていなかったのは流石だなと思いました。
ジョー星を場に出してしまうと《キャンベロ〈レッゾ.Star〉》の侵略を止めることは出来るのですが、《アルカディアス・モモキング》の呪文ロックが光文明の呪文まで及んでしまいクリーチャー除去が無くなってしまうため、ゲームが終焉に行くのを防いでいました。

クリーチャータップインも当然刺さるので定着すると終わり

むーちゃん側もあまり見かけないデッキだったとはいえ、ダッカルパラノーマル側が動き始めるのが遅いデッキであると判断して、ミクセルの効果範囲外になるまで時間を伸ばしつつ相手のギャラクシールドによる展開を可能な限り阻害し続ける攻撃の仕方は素晴らしかったと思いました。
対面が始動が遅い事もあって本来であればあまり素引きしたくない《未来王龍 モモキングJO》の2体目以降を場に出してパルテノン下で縛られている相手の回答の質を上げられたのはアドリブ力が高かったですね。
そして何より後攻6ターン目のキャンベロの効果を適応された後に置かれた《「絶対の楯騎士」》をあえてブラックフェザーで攻撃して割らない事で次のターンのロックをし、《護天!銀河MAX》での有効なシールド追加の要求値を上げていたのが個人的には一番良いプレイングだったと思います。

ただやはり、命運を分けたのは後攻7ターン目(実際は6ターン目)の《「光魔の鎧」》をブロックしてしまった事だったのかなとは思います。
銀河MAXの効果を光魔の鎧がいる事で両方使う事ができればモモキングJOを一体除けながら楯騎士を場に出す事でゲーム展開が変わったかもしれませんが今となっては分からない事です。

ジョー星の採用で両方の効果を使える場合があるの忘れがち

以上が第3試合の考察になります。
正直筆者自身がJO退化に対する知見がまだ足りていないため、浅めの考察になってしまいましたがここで締めさせていただきます。(きっと詳しい考察はどなたかがやってくれると思うのでそれに期待します。)
第4試合はゲーム前からのやり取りの結果が顕著に出ている試合なのでそこのところも注目してみると面白いと思いますので観てみてください。

以上ブライトンでした。

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