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おもしろいひと

横尾渉さん、本当におもしろいひと。底の知れないひと。

UTAGE!

UTAGE!特番の事前告知の一部として出されたこちらの動画。
その前の週末にやっていた「UTAGE!ナビ」を見ていなかったため、ここで初めてパフォーマンス仕様の横尾さんをまじまじと見た私は驚いてしまった。

えっ…顔が…好き…!
…はさておき、最初に見たときに得た印象はオズの魔法使いに出てくる「ブリキの木こり」。スーツには革のつぎはぎがされ、ところどころ機械っぽさもある。そのうえ、右肩部分がはがれている。左側のポケットから飛び出るポケットチーフは糸がほつれている。なんだこの激ヘキ衣装。
動画を見ていくと、ダンスの課題曲はスピッツさんの「楓」。知らない曲なので歌詞をさっそく調べる。

どこか切なくてファンタジックな歌詞を見て、もしかしてこれ、最初の直感が当たっているのでは?と思う。人の心がわかりそうでわからない、切ないロボット、みたいな解釈をしているんじゃなかろうか。

放送当日、始まった「feat.舞祭組ダンス」。自分たちで振付をし、衣装を考えて発注したというナレーションにテンション爆上がり。歌をうけての衣装の解釈が素晴らしいだけに、ダンスへの期待値も上がってしまう。

そして踊りだした横尾さん。限られたダンスの引き出しの中で横尾さんが選んだのはロボットダンスらしきもの。これがものすごく良かった。
まず、振付がこの歌の世界観に合っていた。横尾さんは物事を俯瞰で見ることに長けているので「演出」という面では面白い着眼点を持っていると思っていて、今回はそれが活きていた。川畑さんにゼンマイを回されて徐々になめらかになっていく動きと、(ちょっとアドリブだったのだろうけれど)最後の電源が落ちるような動き。個人的に、横尾さんが川畑さんの前を横切る、という振付をしていたのもとても面白いな、と思った。
全体のロボットっぽさが衣装と相まってとても素敵だった。

そしてもう一つロボットダンスが良かったのが、「横尾さんが自分自身の強み・弱みを的確に分析したうえで選択した踊り」であったこと。
横尾さんは体の軸をあまり動かさずに、指先や手先で魅せるのが得意なひとだと思う。コンサートでいえばFearであったり、スタンドマイクを使ったものがそう。
ロボットダンスは体の軸が動かないことが良しとされるダンスだし、横尾さんの表情や動き全般に見られがちな「硬さ」がそういう意味でよく活かされていた。自分で振付するときにこれを選択するの、単純にセンスあるな、と思う。
あと、きれいなお顔が、スタイルが、よく見える。最高。オタクはいつだって甘々だけど、舞祭組のメンバーが褒めてくれていたこともこの振付のすばらしさを物語っていたように思う。

キスマイ超BUSAIKU!?

10周年旅が楽しすぎるので終わるのがすごく寂しい。

バスケットボール回放送時の2015年1月、横尾さんと初めて「喧嘩」した。ファンになって初めて新春イベントで横尾さんを生で見て、そのあとすぐの放送だった。あんまり盛れていないビジュアルと、「こんな俺だけど、嫌いになんないでね」という自虐的なコメントに「それを言うな~!」と想いが爆発してしまったのである。

今回のリベンジマッチ、シュートまでの流れは決してスマートとは言えなかったと思う。(ゲストさんに「バスケがやりたくなっちゃったんだよね」と指摘されていて「そうですね」といっていたのは可愛かった)そのうえでようやくシュートが決まって、「こんな失敗ばっかの俺だけど…」と言葉を紡ぎだしたとき、また言うんか~!!!とツッコミの臨戦態勢に入りそうになってしまった。
しかし横尾さんは進化していた。
「こんな失敗ばっかの俺だけど、マイコのためだったら諦めないで頑張るから一緒にいてほしい。」
偶然か必然か、7年前と同じような導入から全く違う着地点に言葉を持っていったところに年月の重みを感じる。この日々が、横尾渉さん個人をいい方向に導いているといいな、と祈ってしまう。


そして観覧車キス。これについては挑戦した四名がおふざけなし、全員全力でキュンキュンさせにかかり、照れる大久保さん、爆笑するスタジオ含め、いち視聴者としても「そうそう、これがキスブサだよ!」というノスタルジックな気持ちになりつつニヤけを抑えられない伝説の神回となった。

マイコが年上なのに伴い、この回で横尾さんは、「年上彼女にアプローチする甘えん坊だけど真摯な眼鏡系年下男子」というめちゃくちゃ強みになりうるスペックを解放してしまった。正直10年経ってもまだこんな引き出しを持っていたのか、と驚いてしまう。
横尾さんは三男坊の末っ子だ。キスマイの母といわれることもあるが、その実めちゃくちゃかまってちゃんの甘えん坊である。マイコが年下だと、その言動がやれ投げやりだ乱暴だ誠意がないだ散々言われがちであるが、マイコがひとたび年上になるとまあ不思議、誠実な甘えん坊というミラクル可愛い性質が顔を出してしまうのである。
私は横尾さんより年下だけれど、実際事務所内で中堅の立ち位置になるにつれファンの年齢層も上がってくるなか、このキャラ付けをしたのは見事だな…と思った。むしろ今後もこの方向性で突き進んでほしい。ビジュアルやら表情から冷たいと思われがちだけれど、どちらかというと今回のが本性だと思うので…知らんけど…。
キスをするときに眼鏡を外すというシチュエーションがとても良いし、本人なりに眼鏡を外すという動作に「何も見えなくなるけどマイコは見える」「出会った当時の頃(※眼鏡かけてない)に戻る」と色々込めた感じにしたがっているところがかわいい。
それに、大久保さんのマイコとしての功績がすごく大きかった。多分大久保さんが振っていなかったら2度目の渉ショックはなかったと思うし、歳を重ねたことに嘆く彼女へのナチュラルな「マイコは綺麗だよ」「すごい綺麗」もなかったと思う。めちゃくちゃよかった。
そして何より、2回のキスにつながるまでの顔を近づけての会話がめちゃくちゃよかった。もうだめだ、語彙力がなくなってしまった。めちゃくちゃよかった…。

おわりに

横尾さんを好きになってもうすぐ9年目(!)になる。アイドル群雄割拠の時代、一人の人をこれだけ長く好きでいられるって貴重だ。特にここ最近はより一層熱量高く推すことができていて、それもなんだか嬉しい。全体的に横尾さんを応援する、というオタ活が私に合っているのだろうな、と思う。

今回の記事には今月に入ってから「やっぱり面白い人だ」と思されたエピソードを中心にまとめたけれど、こんな風にまだまだ新しい顔を見せてくれる彼を、これからもできるだけ長く見守っていきたいなあ。

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