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イジンデン 鴨長明リバイバル

現在の環境について

世はまさに大《円形闘技場》時代
最近、大会が数多く開かれるようになってきており、優勝デッキもまた数多く紹介されています。しかしどのデッキも必ず《円形闘技場》が入っている構築になっています。
イジンデンというゲームはマリョクは消費されない代わりに召喚権という制限を作ることで、展開に制限をかけています。また、1度でも攻撃をブロックできなければ即負けというルールなため、基本的にはより攻撃力の高いイジンを立てて、コツコツ殴って相手のガーディアンを削ってゆくことになります。
ですが、その召喚権を無視する方法が二つあります。一つはレオナルド・ダ・ヴィンチの持っている墓地から出す能力。なぜかダ・ヴィンチからダ・ヴィンチが出るので、1ターンに4~5体のイジンを展開することができてしまいます。
もう一つは、《円形闘技場》です。これは、あらかじめ設置されているガーディアンをアタッカーにすることができるため、カード一枚で即応パワー3000のイジンを一気に4体展開することができます。また、ガーディアンを増やす手段は豊富なため、結果的に恐ろしい速度で大量のアタッカーを用意できてしまい、いくら強力なイジンといえど一度にブロックできるのは1体だけなので、物量で押し負けてしまいます。

鴨長明について

というわけで、《円形闘技場》があまりにも憎いので、強く出られるカードはないか探したところ、1枚のカードが見つかりました。それが《鴨長明》です。

このカードは、ハイケイが場に出た時、それをガーディアンにすることができます。そのため、円形闘技場を場にだしたとしてもすぐにガーディアンになるため、効果を発揮することができません。
また、場にイジンがいなければレベル2になるので緑オーブから1T目に場にだすこともでき、相手の2T円形闘技場速攻を止めることすらできます。(1枚だけなら)

デッキについて

というわけで、《鴨長明》を4積するところからデッキ構築をスタートします。せっかくメインコンセプトにするので、鴨長明を最大限強く使えるようにデッキを作ります。
鴨長明はハイケイが場に出た時にガーディアンにします。この能力を相手の妨害だけに使うのはもったいないので、有効活用します。
ハイケイをガーディアンにする能力を有効に活用するために、遺業能力で手札に戻る能力を持ったハイケイを採用します。《モナ・リザ》や《革命の広場》、《純白の塔》です。ブロックして手札に戻った背景は次のターンにまた出すことにより、何度もブロッカーとして使いまわせます。
次に、鴨長明はパワーは3000ありますが、できるだけ失いたくないためアタッカーにしづらいです。(円形闘技場が出せなくて困っている相手にはなおさらです)そのため、鴨長明を展開しつつ、さらにほどほどのパワーを持つイジンも展開したい。そんな便利なイジンが緑か青にいるかといえば・・・います。そう、《レオナルド・ダ・ヴィンチ》です。

結局は彼に頼ることになります。ダ・ヴィンチはパワー5000と十分なラインであり、緑色の魔力が引けない時でも、墓地に落とした鴨長明を釣り上げて場にだせます。有能です。そりゃみんな使うわけです。

また、相手の円形闘技場をけん制できるとはいえ、いつかは鴨長明よりも多い円形闘技場を手札に引かれたり、除去を引かれて円形闘技場を通しに来られると負けてしまいます。つまり、できるだけ速やかに勝負を終わらせるフィニッシャーが必要です。そんな便利なカードが緑か青にあるかといえば・・・あります。そう、《円形闘技場》です。

鴨長明はハイケイをガーディアンにできるので、アタッカーを確保することができます。ダブった円形闘技場はガーディアンにできるので、むしろほかのデッキより相性がいいとも言えます。
《円形闘技場》は憎いですが、勝つためには仕方がないのかもしれません。

鴨長明リバイバル

デッキ41
【イジン】16

《ドナテッロ》4
このデッキにおいては美術持ちなのがえらい。鴨長明をリバイバルで釣るためにも美術持ちのイジンは場にだしておきたい。でも、革命の広場で〆ると1枚多くドローさせてくれる。

《メアリー1世》3
手札の円形闘技場や除去を叩き落す。仕事が終わったら革命の広場でドローに変換されつつ、ダ・ヴィンチによって戦場に引きずり出されるのを待つ身分となる。かわいそう。

《鴨長明》4
デッキコンセプトなので4。正直3に減らしたい日もある。
1T目に場に出られる3000で、ガーディアンを増やすこともできるため、メインのアグロ耐性を向上させてくれる。

《ミケランジェロ》1
ピン刺しはガーディアンに埋まって永遠に引けない可能性もあるので2にしてもいいかもしれない。ガーディアンの数を増やせるので守りにも攻めにも使える。また、最近流行っている上杉謙信に対して、リバイバルをガーディアンにすることで、相手の上杉謙信がアタック、イジンを一体焼かれる→ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、リバイバルで謙信をブロック→リバイバル効果でダ・ヴィンチ蘇生、ダ・ヴィンチ効果でミケランジェロ蘇生、ミケランジェロ効果でリバイバル蘇生することで、こちらは謙信に焼かれてイジン-1、相手は謙信-1の5分にすることができるので、上杉謙信への回答となりうる。

《レオナルド・ダ・ダヴィンチ》4
戦場の頭数の確保、墓地に落ちてしまったハイケイの回収。相打ち上等の5000アタッカー。
さらには、美術持ちなのでモナ・リザで捨てることができ、リバイバルを強く使える。革命の広場で〆ることができ、蘇生時についでに釣り上げることでディスアドを軽減できる。4枚。


【マホウ】5

《ストーム》2
デッキの枚数を調整するために採用数を削られた枠。ただし、ファイナルターン時の相手のイジンの数を減らす、ダ・ヴィンチを戻すことで疑似的にリバイバルになれる、ガーディアンとなった時実質ダブルブロッカーになるといった強みもあるので、3入れたいときも多い。

《リバイバル》3
デッキコンセプト。召喚権という概念を崩す。

【ハイケイ】8

《モナ・リザ》2
主な仕事はガーディアンになって無限にブロックすること。純白の塔と枠を争った1枚。純白の塔はフィニッシュ手段になるかと思いきや、3体で同時に殴らないといけないため、このデッキに合わないなと判断した。美術持ちは9枚で、墓地にいたほうが都合がよいものも多いため、意外と序盤のデッキの回転をよくしてくれる。

《革命の広場》4
このデッキのアド確保手段、デッキのメインエンジン。
ほかのデッキだと、複数の革命の広場は自分のデッキ寿命を削ることになるので無駄牌になりうるが、このデッキにはブロッカーとしての第二の人生を用意できる。
2枚くらいを設置するのがバランスが良い。そして相手が殴ってこなくても、メイン開始時に能動的にイジンを〆ることができるのもありがたい。

《円形闘技場》2
昨日の敵は今日の友。相手が使うのは許せなくても自分が使う分には許せる。戦争がなくならないわけだ。

【マリョク】12

《グリーン・オーブ》4
1T鴨長明に必要。

《ブルー・オーブ》4
メインカラーかつ、ダ・ヴィンチを早期にだせるように。

《ウォーターポット》3
4ではないのは、あまりにも鴨長明を出せなくて困った場面があったため、マリョクのバランスを考えて3。

《ポプリ》1

サイド

《ジャン・カルヴァン》3
執筆メタ。鴨長明の能力も執筆なので、使いどころが難しい。

《マリー・アントワネット》2
除去のない相手に。このデッキだと、革命の広場で〆るためには相手ターンをくぐらせないといけないため不安定。ワンチャン狙い。

《楊貴妃》3
盤面がお互いに殴れず膠着した場合に、ちくちくと相手のブロッカーを削る係。

《ミケランジェロ》1
追加のミケランジェロ。

《ストーム》1
追加のストーム

最後に

鴨長明の能力は執筆能力なので、ジャン・カルヴァンや始皇帝をサイドから投入することで、何体鴨長明が並ぼうと無視して《円形闘技場》を出すことができます。
ついでにハイケイデッキもメタれるので、《円形闘技場》を使いたい人は忘れずにサイドにいれておきましょう。

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