2018年J1第30節 川崎フロンターレ対ヴィッセル神戸 プレビュー「ちょっくら優勝してきます」

2018年J1第30節、川崎フロンターレの対戦相手はヴィッセル神戸です。

ボール支配率とシュート数の関係

両チームの対戦で注目してほしいのが、「ボール支配率とシュート数の関係」です。

Football-labのデータによると、ともにボール支配率が高いチームです。ヴィッセル神戸(57.0%)が3位、川崎フロンターレ(57.3%)が2位と、平均50%以上のボール支配率を記録しています。

ただ、明らかに両チームで差が出ているのが、「ペナルティエリアの侵入回数」です。30mラインの侵入回数が、ヴィッセル神戸はリーグ3位(47.3回)、川崎フロンターレはリーグ1位(60.8)と順位ではそこまで差はないのですが、ペナルティエリアの侵入回数が、ヴィッセル神戸は11位(13.5回)と1位の川崎フロンターレ(17.8回)と相対的に差があります。両チームの差は、「ペナルティエリアにボールを運ぶプレーの精度」だと思います。

ペナルティエリア内にボールが運べるということは、シュートチャンスをたくさん作り出せるということでもあります。そして、ゴールから近い位置でシュートを打てるほうが、ゴールがきまる可能性は高まります。川崎フロンターレのシュート数(15.7本)、枠内シュート数(5.7本)で共にリーグ1位というデータは、シュートチャンスも作れて、枠内に入れるシュートチャンスを作り出せているということを示しています。

もしかしたら、ヴィッセル神戸がボールを保持するけれど、シュート数は川崎フロンターレが多い。そんな試合になるかもしれません。ボールを保持する時間が長いチームが勝つわけではありません。「ボール支配率とシュート数」の関係に注目したいと思います。

ちょっくら優勝しよう

新日本プロレスの棚橋弘至さんは、重要なタイトル戦や、G1 CRIMAXのような大会の前に、「ちょっくら優勝してきます」という言葉を口にすることがあります。

勘違いされそうだから説明しておくと、棚橋さんがこの言葉を口にするのは、決して「対戦相手をなめている」からではありません。これは、チャンピオンであろうとする人の心構えからきているのだと思います。

チャンピオンなのですから、勝つのは当たり前。相手の実力を9受け止めて、10出して勝つ。どんなに相手が頑張っても、最後に勝つのは自分。だって、自分はチャンピオンなのだから。チャンピオンである自分を当たり前と受け止め、プレッシャーも理解しつつ、敢えてファンには「勝つのは当たり前」ということを伝えたくて、「ちょっくら優勝してきます」という言葉を使っているのだと思います。

そして、「ちょっくら優勝してきます」という言葉からは、目の前のことをきちっとやることが、大きな目標を掴み取るための必要なことなのだと、教えてくれている気がします。

2017年の川崎フロンターレのリーグ優勝は、願い続けて、歯を食いしばって、かろうじて指をひっかけて、最後の最後に掴み取ったタイトルでした。2018年、僕は同じようにタイトルを獲得することは望んでいません。タイトルを勝つなら、相手の実力を全部出してもらった上で、最後はきっちり勝つ。そんな「横綱相撲」で掴み取ってほしいと思います。チャンピオンには、チャンピオンらしい勝ち方があるのです。

ここまで、チームは山あり谷ありはありましたが、順調に進んでいます。

残り5試合。「ちょっくら優勝」できれば、川崎フロンターレはチームとして、ようやく次のステップに進める気がします。

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西原雄一

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