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人生こぼれ話 〜そんなこともあるよ〜

皆さんこんにちは。
今回は前々回の記事の最後にあった、
東京に戻りたすぎて沖縄に住み勢いで仕事を辞め、
家も解約した後どうやって家なき子時代を過ごし、
そして社会復帰するかをお伝えできればと思います。

さて私は、ブラジルW杯の最中、沖縄で仕事を辞めました。
そして気づきます。「あれ?俺東京に家ないじゃん。」と。
しかし時間は待ってくれません。どんどんと退去日は近づいてくるので、
引っ越しをしなければなりません。ところが東京には私が帰る家はありません。

そこで私は引っ越し業者の人へ

「俺絶対に翌月末までに東京に住むんで、
それまでは荷物を業者さんで持っててくれません?」

と、実績ないけど投資してくれと懇願する
若手企業家ばりの大立ち回りをして交渉してみることにしました。
すると(恐らく引っ越し少ない時期もあったのでしょうが)
多少の条件(家が確定しないなら静岡の実家へ荷物送る、その時の運送費は〜)
付きならOKです。と返事をもらうことができました。
人生って何とかなるもんです。

さてそんなわけで沖縄を離れ、
晴れて東京に戻って私は、友人宅を転々としながら毎日飲んでました。
そんな中に一人、同じタイミングで仕事辞めて転職する友人がおり、
一緒に飲んでいた時に引っ越しすると聞いてので、閃きを提案しました。
「折角なら一緒に住もうよ!絶対に面白いよ!」と。
提案するとそいつも乗り気になってルームシェアできる
物件を借りて一緒に住むことになりました。

なので、家借りるまではそいつの家に住もうと思ったのですが、
日曜日に「え?月曜から仕事だと俺。出てけよ。」と言われました。
私も逆の立場ならそう思います。至極真っ当な意見です。

転々していた友人宅も尽きてきたので、私は実家に帰ることにしました。
両親は家でずーとW杯を見る私に特に何も言わず、
いざW杯見終わって東京行くわ!行った私を快く送り出してくれました。
感謝しかないです。

そして東京の家を(友人名義で)借りることができました。
そこから本格的な転職活動開始なのですが、
大学の先輩に沖縄から帰ってきたことを伝え飲みに連れて行って貰い、
転職していることを伝えたら、「人材系やってるやつ紹介するよ!」
と言われエージェントを紹介してもらうことになりました。

紹介してもらったエージェントの方へエンジニアやりたい旨を伝えたところ、
社長と繋がっている会社あるから紹介しますね!と言われ、
紹介してもらった会社へ面接に行き、
社長面接⇨社員面談という不思議な順番でしたが、
無事に内定をもらうことができ、就職が決まりました。

沖縄で一人勢いで辞めて、
W杯の間実家で過ごし、東京で家を友人と借り、先輩の人脈で就職先を決める。
この間約3ヶ月ほどあったのですが、本当に周りの人に助けて貰いました。

辞めた後家に泊めてくれた友人、一緒に住むことを快諾してくれた友人、
エージェントを紹介してくれた先輩、
帰った私を何も言わず迎えてくれ送り出してくれた両親、
未経験の私を受け入れてくれた会社、
この内一つでも欠けていたら違った道に行っていたと思います。

私がこの経験から学んだことは、

人が生きていく上で一番必要なのはお金でもスキルでも、
世間的な名誉やSNSのフォロワー数でもなくて、
人との縁、人との繋がりだということです。

だからこそ私は毎日のように飲んだり、
パチンコや麻雀に明け暮れた学生時代を誇りに思っています。

私は学生に会うと必ず「もっと遊んだ方がいいよ!」と伝えるようにしています。
それは単純に遊んで思い出をつくるということだけでなく、
一生もの自分だけの繋がりを作ることができるからです。
良いところを10個言い合えるのが友人ではありません。
嫌なところを10個言い合えてそれでも笑い合えるのが友人です。

そんな友人がいる人生こそ本当に豊かだと私は思います。

そして最後伝えたいことは、
早く外で気軽に飲める世の中になると良いねってことです。

ありがとうございました。

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