限りなく透明に近い青 ー村上龍

 久しぶりの投稿になりました。これは村上春樹の「1Q84」の直後に読んだんだけどブログ書くのに飽きてました。がんばらないブログなので思い出した今書きます。

知人に俺はドラゴン(村上龍のことらしい)のほうがすきだけどな〜みたいなこと言ってる人がいて、読んだことないっていうとめちゃくちゃおすすめされたので、読むことにしました。

コインロッカーベイビーズをゴリ推しされたのですがとても分厚い本だったのでとても薄い限りなく透明に近いブルーを手に取ることにしました。

ある程度何となく覚悟してたのですがこの時代のお話は嫌な感じがしました。ドラッグと女!!

正直ずっと気持ち悪いなぁと思いながら読んでいました。あとすごく読みづらい文章に感じました。句読点がよくわからんし、セリフなのか、心の声なのか、誰がどうなってるよくわからん、多分すごい汚部屋での出来事のようでした。いろんな文字の隙間からゴキブリがでてきそうでハラハラしました。実際出てきたけど。

あらすじは主人公のリュウはモテモテでドラッグはやってるけど、イケてる。未来あるリュウ、俺。俺のまわりのやつはだらしなくて、ドラッグとセックスばっかりやってて、バカばかりだが、彼女のリリィはいい女だ。って話だったwでも、最後俺リュウもやばくなっちゃうんだわ。って感じだったと記憶してます。

最後の10ページぐらい、やっとリュウが体調悪くなってきて、こんな時代もどうしようもないけどどうにか生きようともがいてるんだなぁってどの時代ももがいてるのは当たり前なんだけど、少し時代がつかめました。最後には気持ち悪さがなくなって、受け入れることができました。

あと、主人公のリュウは村上龍本人で、これ実話か?って謎が残ってます。時代的に、似たような実話がありそうです。あと、村上龍が映画も撮ってるらしいですね。大事な作品なんですね。

この前に読んでた村上春樹の「1Q84」はなんか古い世界が見えなかったけど、この村上龍「限りなく透明に近いブルー」はリアルな世界が見えたのがよかったです。



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