大学院に入学することが決まったので、ここに大学院に入ってからやりたいことを宣言しておく。

　私は将来的に研究者になろうと思っていない。私はやりたい研究をやっている。この研究は無限の可能性を秘めており、研究すればするほど技術の発展があると思う。しかし、研究自体は私より天才たちがやればいい。技術が広まれば、多くの人たちがこぞって研究するようになり、すぐに負けると思う。

　ただ、研究を世に広めることは私がやりたい。だからこそ、大学院に入学して全力で結果を出したい。

　私が研究している内容は、世界で唯一の技術である。そして、技術が確立してから時間が経っていない。そのため、何を研究してもライバルがいない世界初の研究をすることができる。こんな良い環境はない。しかも、開拓が全然進んでいないので、研究内容を考えるのは楽ちんである。

　そのため、大学院中にしっかりと成果のある研究をして、技術を公表することによって、今後進んでいく技術の先駆者に簡単になれるという算段である。安直である。

　先駆者になれば、天才たちが技術を発展させたときに恩栄を受けられる可能性が高い。ウハウハである。

　不労所得で生きていきたい。

カメ