声に出して読みたいメタルスラッグのアイテム。
ﾍｳﾞｨﾏｼﾝｶﾞﾝｯ！
「ヴィ」は下唇を軽く噛みながら、さあもう一度。
ﾍｳﾞｨﾏｼﾝｶﾞﾝｯ！

SNKの名作横スクロールアクション『メタルスラッグ』シリーズのパワーアップアイテムのうち、最もよく目にする、耳にするのが「ヘビーマシンガン」だろう。
ｴﾈﾐｨﾁｪｲｻｧ！（エネミーチェイサー）やﾛｫｹｯﾗﾝﾁｬｧ！（ロケットランチャー）もいいのだけれど、やっぱりﾍｳﾞｨﾏｼﾝｶﾞﾝｯ！の発音の気持ち良さと武器を使用するときの爽快感が好きだ。
ダダダダダッ！と小気味よく連射すれば薬師丸ひろ子ばりの「カ・イ・カ・ン」を得られる。♪あーいしたーおとこたちーをー（古）
頭を空っぽにしてぶっ放せる、信頼の武器だ。
まあ、私のプレイスキルだとすぐ敵にやられてパワーダウンしてしまうのだけれど。（頭を空っぽにするからでは？）

ところで、上空のヘリに向かって真上に撃つことがあるけれど、跳弾とか危なくないのだろうか？
割と至近距離でもガンガン放っているのでたまに不安になる。
というのも、デフォルメされているとはいえ本作は戦闘描写に気合が入っているのでなんだか気になってしまう。
メタルスラッグは精緻なドットで描かれたポップな絵柄が魅力だが、戦闘描写は割とグロめだ。
フレイムショットで敵兵を焼くビジュアルなどはなかなかにえエグい。
グロい演出とジャングルで捕虜を救出しながら戦うというシチュエーションだけでいうと、映画「地獄の黙示録」のようでもある。

本作を遊べるSNKの筐体MVSは、他のゲーム筐体と比較して小さいサイズにもかかわらず複数タイトルを遊べたため、販売店が設置しやすかったそうだ。
それゆえゲームセンター以外でも遊べ、昔は駄菓子屋などにも置かれていた。
私はメタルスラッグの他、「得点王」や「クイズ迷探偵ネオ＆ジオ」をよくプレイしていたのを思い出す。
ゲーセンがちょっと怖いちびっ子でもプレイしやすかったのがMVSだ。

そこで遊ぶゲームは、ポップでライトな地獄の黙示録。
敵をバッタバッタと打ち払う合言葉はそう「ﾍｳﾞｨﾏｼﾝｶﾞﾝｯ！」。

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