見出し画像

ゲームとことば#32「クレイジードリフト」

セガのアーケードゲームで、後にドリームキャストやPS2でも発売された"クレイジー"なタクシードライブゲーム。
時間内にできるだけたくさんの乗客を送り届けることがゲームの目的で、高スコアを狙うには一人届けたらまた一人と間髪入れず走り続けなければならない。
走行中は他の車や建物にいくらぶつかろうがお構いなしで、時には海や線路にもダイブする。
どんだけ無茶な走りをしても誰もケガ一つしないし、車も壊れないので安心してアクセルを全開にしよう。
THE OFFSPRINGの名曲とともに思う存分自分のクレイジーを解放できる、超絶爽快なゲームだ。

ドライビングテクもいちいちクレイジーの名を冠している。
「クレイジーダッシュ」に「クレイジードリフト」、「クレイジーバックドリフト」など、どれもみな押しなべてクレイジー。
クレイジードリフトで車体が横滑りしている間、乗客はさぞ怖いことだろうと思うかもしれないが、そんなことはまったくなく、むしろノリノリでチップをはずんでくれる。
客もみなクレイジーなのだから。

ゲームデザインがこうも馬鹿馬鹿しい方向に振り切ってくれると、プレイヤーは頭を空っぽにして楽しんでいられる。
現実ではありえない体験をもたらしてくれるのがゲームの良いところだ。
しかし本作は白熱しすぎるとコントローラーを握る手についつい力が入ってしまう。
我が家のドリキャスのRトリガーはこのゲームで2回ほどバネを破壊してしまった。(Rトリガーでアクセル、ダッシュや急発進で何度も使用する)

残念ながら現実世界の人や物はクレイジーに耐えられるように出来てはいないようだ。

≪前回の記事≫


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?