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親にフタをされていたもの

※本noteはRadiotalk公式ラジオ番組『まるるんず放送局』の過去回「今全ての答えを出さないで」のトークを文字に起こしたものです。
ラジオはこちら→ https://radiotalk.jp/talk/143938


筋トレは精神安定剤、筋肉は向精神薬、錦山まるです。今回は親に蓋をされていたものというお話です。

家の影響って案外すごかったりするんですよね。自分では自覚なんてないかもしれないですけど、意外と自己評価の根拠が実は小さい頃親に言われていたものだけだったとか、なんかいつのまにか食わず嫌いだったんだけどそれは家で出してもらえなかったとか、親にダメって言われていたから食べられなかっただけであって実は食べてみたら自分はすごい大好きなものだったとか、色々実はあったりするんじゃないのかなって思います。

同じように小さい頃とかにどうせこういうのは似合わないよとか、どうせこういうのはお前には無理だよみたいな事を繰り返し言われていたことで、いつのまにかなんか擦り込みみたいに頭にインプットされて、大人になっても親に言われた記憶すらないのに、どうせこういうのは自分には無理だよとか、そんなのどうせ私には似合わないよみたいに思ってしまう物って案外あるんじゃないかなって思うんですよね。というのも僕もやっぱそういうのあったんですね。

もともとは僕は機能不全家族ってカウンセラーさんからはっきり言われた家庭なんですけど、もちろんその家に暮らしてる時に僕の家は機能不全家族だなんて思ったことはないし、自分の家をおかしいとは思った時もあったんだけど、いろんなその周りの大人とか親とかから「家を出たことがないから親のありがたみがわからないんだ」みたいなことを言われたり「親が好きじゃないのはまだ精神的に未成熟だからだ」とかそういうことを学校の先生とかそういう周りの大人からいつも言われ続けていて、そういう物って言うかそう思わなければいけないみたいにいつのまにか思っていたから、自分の家が機能不全家族って自覚が全くなかったんですね。

カウンセラーさんに言われるまでそんな言葉も知らなかったんですけど。そのせいなのか、いつのまにかなんかどうせ無理とかどうせ似合わないみたいに考えてるものっていうのが、僕も結構最近まであったんですね。僕は自分の容姿を酷いと思ってるんですけど、その根拠って実は小さい頃兄に容姿をバカにされたことだけだったり、自分はすごく気性の荒い性格の悪い人間でかなり冷たいと思ってるんですけど、それの根拠も母親とかから言われていただけだったりっていうのに最近気付いたんです。

僕 Twitter 上では顔を出して発信をしてるんですけど僕髪の毛赤なんですね。赤というのは明るい茶色とかっていうことではなく文字通りのレッドな頭なんですけど、僕は自分が髪を染めるまで自分が髪染めても似合わないと思ってたんですね。僕が髪を染めたらおかしいだろと思ってたし、僕は今は目が悪いからかけてないんですけど目が悪くなる前はたまにサングラスかけてやることがあったんですけど、僕はサングラスを似合わないと自分でずっと思ってたんですね。

なんでかって言うとその髪を染めることに関してもサングラスに関しても昔親に言われたからなんですね。お前がやったらおかしいよみたいな。そういうの言われて当時別にショックだったっていう記憶も特にはないんですけど、そういうこと家で繰り返し言われてるといつの間にか自分はそういうものっていう認識になっていたんです。

実は家族以外から髪染めても似合わないと思うとかサングラス似合ってないみたいなのって一回も言われたことないんですよ。むしろしてみたら反応が逆で、今では髪の毛が赤いっていうのがむしろ僕のステータスみたいになっていて何ていうかトレードマーク的な扱いにまでなっているくらい、僕といえばこの頭みたいな感じになってるんですね。僕からしたらそれは僕は髪染めるのに合わないってずっと思ってたから衝撃だったんですけど。

そんな感じで多分だけどいつのまにか親にこういうものは良くないとかこういうものは合わないとかって言われ続けていたがために大人になってもそれを引きずっていて、どうせこれ自分がやっても良くないみたいに思ってるものって多分案外あると思うんですよね。

他にもいっぱいあるんですけどきりがないので一旦その次の話に行きますけど、ただそういうこういつのまにか擦り込みみたいなので、親に蓋をされていた物、本当はしたいのにどうせ似合わないって言われているからやらないほうがいいだろうみたいにいつのまにか蓋をされていた欲求っていうのに、じゃあ素直になるにはどうしたらいいのかなって。

親にずっと似合わないよって言われていただけど、自分は本当はこういう服が着たいみたいなのがあった時にどうしたらいいかっていう話なんですけど。本当根性論みたいになってしまって嫌なんですけどもう親の言ったこととか、まあ親に限らずかな?その家族に言われたこと小さい頃周りに言われたこと親戚から言われた事みたいなのっていっぱいあるとこですけど、もう無視してやってみるしかないと思うんですよね。で、その周りの大人に駄目って言われたからやらなかったものを「やっぱりあれやってみようかと思うんだけどどうだろう」みたいにその大人たちに許可を求めようとしたってお前には似合わないよって言われるのがオチじゃないですか。ずっとそれを言われてきて今できなくなってるわけだから。

だからもう無視してやるしかないと思うんですよね。無視してやってみたら楽しかったとかむしろその楽しさから爆発しちゃってもう一気に今まで考えてなかったぐらいそれにハマってしまうなんていう事っていうのも結構あると思うんですよね。

なんかちっちゃい頃に親にこのアニメ関連のものを全部ダメって言われていたがためにその独り立ちした途端家中がもうアニメグッズでパンパンになるなんていう話って本当よく聞きますし。

だからいつのまにかちっちゃい頃親に蓋をされてしまった自分の素直な欲求、素直な興味っていうものを大人になってから解放するには、言ってしまえば親にいつのまにかかけられていた呪いっていうものから自分を解放するためには、根性論チックだけど無視してやってみるしかないかなと思うんです。僕は個人的にはやった方がいいんじゃないかなって思います。

ずっとずっと満たされないまんまっていうのが続くよりも自分の解放の一歩を踏み出してみる方がいいと思うんですよね。僕もその親兄弟親戚から言われたこと大人になってから無視して始めたことですごいいいこといっぱいですし、もちろん全員が全員そういいことばっかりになるっていうことになるなんていう風には思ってないですけど。

それでもやっぱ月並みな言葉ですけど、やらない後悔よりやってする後悔の方がいいみたいなのって本当だと思うので。そういう蓋をされていたものを自分はどうせ無理、本当はやりたいんだけどどうせ無理みたいに思ってるものがあるんだとしたら、案外その根拠っていうのはちっちゃい頃言われてきたようなものだけだったりするから、一度やってみたらいいんじゃないかなって僕は思います。

今回はこんなお話でした。ご意見ご感想ご質問などありましたら Twitterのnishikiyamamaruかまるるんず放送局公式お便り箱までお願いします。ありがとうございました。







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