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完全鬱病マニュアル ~これで君も楽が出来る~

閲覧数がnote週間&月間トップクラスに選ばれ販売数は150冊を超えた。「俺もうつになりてぇ~w」と言っているのになれない不幸な人たちの為に今後もアップデートをしていくのでお楽しみに。

「うつになって仕事休みてぇ~」「毎日寝てるだけとか超羨ましいわ」「都合悪くなったら何でもうつのせいに出来るじゃん」「働きもしないで障害年金貰って生活出来るなんて楽でいいよな」etc. と、作家錦山まるの元に悲痛な叫びがたくさん届いたので急遽マニュアルを作成した。

閲覧数が一定を超えたら有料にする(※1)ので、うつ病になって楽をしたい人はマニュアルの10項目(※2)全てを実践し早く確実に発症してしまおう。正に先行者利益だ。
※効果は個人差がありますので予めご了承ください。仕事をしていない場合は文中の「仕事」を勉強や、仕事に繋がる活動などに置き換えてください。

※1…予定していた閲覧数を超えたので有料化しました。マニュアル購入者特典を作りましたので、購入後は最後までご覧ください。
※2…項目追加(2018/6/26、6/30、7/6、8/31)こげ様、ピロロ様、椿様、ともぞー様ありがとうございます。

①土日祝日盆暮れ関係無く働こう

基本中の基本はまず休みを無くすこと。仕事が好きか嫌いかは問わないのでとにかく予定表から休日という存在を無くそう
上司やクライアントが老害なら「昔はみんな休日返上で働いていた」などと言って仕事量ばかり増やしてくれるが、まともな場合は休日を組み込まれてしまうので「自分を高めるため」とか「スキルアップのため」などと言って資格の勉強でもしよう。仕事の後に一時間だけ資格の勉強をするようなやり方ではなく、休日を潰すように勉強するのがポイント。
ただし社会勉強と称して旅行に行ったり風俗に行ったりするのは息抜きになる恐れがあるのでNG


②労働時間は15時間を基本にしよう

せっかく休日を無くしても無理のない労働時間では意味がない。8時間労働などという概念は無視し、とにかく労働時間を伸ばそう。時間をかける=頑張っていると見なされるトンチンカンな環境なら特に工夫しなくても良いかもしれないが、そうではない場合まず効率を下げなければならない
ガムシャラ等と言っておけば頑張っている空気も出せるぶん周りから口を出されなくて済むので、便利なソフトや技術は使わないようにしよう。外注なんてもっての他だし、人に頼るのもダメ。フリーランスの場合はキャパオーバーになるように仕事を受けていけばクリアしやすいが、やはり効率は下げた方がよい。
小さな無駄を積み重ねていけばいずれ途方もない時間になる。


③嗜好品や娯楽にお金を使うのをやめよう

息抜きになるような物にお金をかけてはいけない。せっかく鬱病になろうとしているのに、リフレッシュになるようなお金の使い方をするのは自殺行為だ。
なんでもかんでも若者の◯◯離れと言われるくらい買い物をする人が減っているなかでは、プチ贅沢だけでもモチベーションアップに繋がる危険性がある。もし「仕事を頑張ったご褒美にちょっとだけ…」などと血迷った思考が生まれたらすぐに「でも今の自分ごときにご褒美なんてまだ早い」という思考で上書きしよう。

なお、友達や先輩から遊びに誘われた場合は仕事を理由に断ろう。何度も断ればいずれ誘われなくなるぶんリフレッシュの危険性も下がる。もし行きたくなったら「今の自分ごときに遊びに行っていい余裕なんかない」という思考で上書きしよう。


④1日の休憩時間を1時間以内にしよう

①~③を実践すれば簡単そうだが、ポイントは何を休憩時間と見なすかだ。ここでいう休憩時間とはトイレ・調理時間・食事・買い物・風呂・洗濯・掃除を指す。
「出来るかな…?」と不安になる必要はない。ストップウォッチを1時間にセットし、休憩時間に入ったらすぐにスタートし、休憩が終わったらストップする。これを習慣にしてしまえば人間生活全般が適当になる上に、焦燥感が鬱病発症を後押ししてくれるようになる。ストップウォッチがないなら今すぐアプリをダウンロードだ。余裕がなくなって周りに当たり散らすくらいになってきたら順調だ。もし近くに余裕のない人がいたら参考にしてみよう。


⑤病院に行かないようにしよう

熱が出ようが嘔吐しようが不眠が続こうが病院に行ってはいけない。どこの科で抗うつ薬や精神安定剤を処方されるか分からないし、入院させられて規則正しい生活をする羽目になったら鬱病になれる確率が下がってしまう
そこで根性論だ。どんな体調不良でも「病院なんか行くから病気の気分になる。飯食って寝て自分の力で治す。」と根性論で思考停止すれば肉体的なダメージから発症率が上がるかもしれないし、もし体調不良が治ったとしてもそれはそれで成功体験になるので、その後もあらゆる体調不良で自然と根性論を使うようになる。すると受診を決意する頃にはとっくに手遅れというわけだ。
第一線で活躍し続ける人ほど体調管理に余念がない。その逆を行く時代遅れの習性で発症率を上げていこう


⑥何もかも自分のせいだと思おう

身に起こる不都合はどんな理由があっても自己責任で片付けよう。生まれた環境も能力も何もかも自己責任だ。「貧困は自己責任」と言い放った落語家がTwitterで炎上し有識者が呆れたように、なんでも自己責任という思考は何のプラスにもならない。しかも不都合の理由を明らかにしなければ改善にも繋がらないため、自己責任と言い続ければ自分を責めるだけの無限ループに入れるので鬱病がグッと近づくのだ。

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