志望理由書について④ー国際企業関係法学科とはどんな学部か―【中央大学法学部自己推薦入試対策】

国際企業関係法学科で何を学べて、どんな学科なのか。実のところ、法律学科・政治学科の人でも分からないくらい、謎が多い学部です。
 
「あの人たち何やってるの?」
  
そう言われても不思議ではありません。学科・学年で合わせて180人程度。中堅高校の同級生と同じくらいの人数です。サークルに入らなければ、四年間で国企(こっきと呼びます)の知り合いが一人もできずに卒業することも。
  
志望理由書を書かなければならない自己推薦入試の受験生は、この学科がどういう学科なのかを是非とも理解しておきたい所。そこで今日は、国企に所属しているサークルの後輩二人に、ホームページには書いてないような話を聞いてみたので、まとめたいと思います。

●→国企3年女子
〇→国企3年男子

Q1 まず、国際企業関係法学科ってどんな学科ですか?

⚫︎必修が多いのですが、多様なキャリアに適用できる科目が多くあるので、周りに左右されずに自分のなりたいもの、やりたいことを見つけたい人にとっては最高の学部だと思います。あと、先生がやたらと手厚い...

○そうなんですよ。留学の情報や進路に関する話が先生から下りてきたり、あと、とにかく先生のサポートが手厚いですね。自分もそれで留学や海外プログラムの情報を手に入れましたし。

Q2 マンモス大学・マンモス学部なので、なかなか先生と近づくって難しいんですが、国企は近いんですね。

⚫︎そうなんです。近い理由としては、三年まで必修の語学が週3であることが挙げられます。法律学科や政治学科の場合は週2なので、ほぼ国企だけの少人数のクラスがあるんですよね。たまに他学科の学生が必修外のコマを使って受けることはありますが。それだけ少人数だと、先生も面倒をしっかり見てくれるので、ありがたい情報をいただけます。

○廊下で会っても話しかけてくれるしね。基本的に「この授業は国企の学生しか取らない」みたいな授業が多いので、先生も名前と顔を覚えてくれるんですよね。中大は海外プログラムや奨学金がたくさんあるけども、それらを上手く活用できるか否かは、情報を「知ってるかどうか」に依存します。だから色んなプログラムに手を出せる環境なのは恵まれてると思います。

Q3.それだけコミュニティが小さいと、国企の同期はほぼ全員知ってるんじゃないですか?

○実際そうだと思います。「知り合いの知り合いは知り合い」じゃないですけど。

⚫︎180人程度しかいないので、基本的には知り合いです。授業で被りますし。あと同期の友達は何だかんだアクティブな人が多いので触発を受けます。みんな留学やインターンに行っちゃうし、研究も勉強もしている人もいます。

○そういうアクティブな友人の情報も耳に入りやすいのが国企の良い所ですよね。周りがアクティブだから、自分も勝手にそうなるし。大学の一番の価値は「友人関係と環境」だと言いますが、国企の環境に押し上げられている実感もあります。

Q4.そういえば、何で国企を選んだんですか?

○自分は法とか経済とかの社会システムをまんべんなく学びたいという思いがあったので受験しました。第一志望の大学と同じ基準で選んだんですが、当時の自分の思った通りのことができている実感があります。やっぱり。

⚫︎自分は指定校で入学して、自分の高校の枠に国企があったから国企を選んだんですが、たとえ法律とか政治が選択肢として選べても、国企を選んだと思います。成績的に慶應や早稲田も選べたんですが、どちらも私のカラーと違うなと思って。それで国企にしました。

Q5. 国企の学生の進路はどこが多いんでしょう。

⚫︎まちまちですよ。私のように民間企業を目指す人や、法曹をめざすために司法試験やロースクールを受験する人、あとは公務員になろうとする人など、様々です。あと「国際企業」とか言うので、外資系に行く人が多いと勘違いされるのですが、別にそういう訳じゃなくて、日系の民間企業や商社に行く人も多いですよ。

○これは政治学科にも言えることかもしれませんが、「国企に行くから司法試験は受けられない」とか、そういう話は全くありません。国企の学生でも炎の塔で勉強している学生もいますし、僕も来年は司法試験予備試験を受けようと思っていることは事実なので。

⚫︎中央の法学部は全体的に、色々な進路が狙える学部です。職業で学科を選ぼうとするのではなく、学べることで学科を選んでほしいと思います。政治学科で司法試験を受験している人も珍しくありませんし、「〇〇学科だから××の進路はダメ」ということもないと思います。

Q6.  国企で得られる学びの特徴って何でしょう

⚫︎国際・経済・法律をバランスよく学べることかなと思います。外国語も三年まであって、ミクロ・マクロ経済学、国際政治学、環境政治学、企業法、国際法も丁寧に学べます。必修が多く「食わず嫌い」ができない学部で、苦しさも伴うんですが、インターンやゼミ活動で幅広い教養を得てきた成果が出せると「国企でよかった!」って思います。

○国際・企業・法律の3要素をトータル10で振り分けてみると、殆どの人が3・3・3になるんですよね。あとの残りの1をどこに配分するかは、本当に学生の好みです。

●たまに5・2・3みたいな振り分けをする奇人が現れるんですが、そういう風に一点を強めることもアリだと思います。しかし国企での学びを最大化しようと思ったら、やっぱりバランス型が良いんじゃないですかね

〇そのバランスの本質がどこにあるのかを度々考えるんですが、グローバル市場経済の舞台で、法学を修めた人間に、どういう「教養」を持っていて欲しいのかを考えると、やっぱりこれらのバランスに行き着くのだと納得しています。その論理に納得した人に入学して欲しいかなと思います。

Q7.どんな高校生に国企に来てほしいですか?

●社会への興味・関心が強すぎる人。

〇それは、間違いないです。

●世の中を動かすシステムの三大要素である、法律・政治・経済を学ぶチャンスがあります。さらに語学力を高めて留学に行き、社会の最先端で起きていることを学べます。留学する人が多いことから分かりますが、とにかく世の中への興味関心が強すぎる生徒が多いのが国企のカラーです。
 
〇「本当にこれからの時代で役に立つ人材を育てよう」という気概が先生から伝わってきます。愛情なのかプレッシャーなのか分かりませんが、その期待みたいなものには応えていきたいなと思って、これまでの大学三年間を送っています。まだまだ求められているものには及んでいない感じもしますが、努力が足りないのではという自戒です。

Q8.逆に向いていないタイプの高校生っていますか?

●います。いつも思うのですが、「国際」と聞いて飛びついちゃう人とか。それでミスマッチを起こしている学生を良く見ますね。

〇立教の異文化コミュニケーションとか、上智の総合グローバルとか、法政のGISとか、とにかくグローバルや異文化・国際といった名前を冠した学部が増えています。そういった学部は留学生比率が高かったり、語学の授業が充実しているかもしれません。しかしウチは、そういう学部・学科とはちょっと考え方が違うんです。

●「国際と企業と法律をバランスよく」みたいな話をしたと思いますが、あくまで国際は学べる要素の1つでしかありません。それに食いついちゃうと、残りの3分の2が辛いかなって思います。語学力が鍛えられるのは確かですが、それ以上に法律や経済もまんべんなく学ぶ意志を持って欲しいです。

〇特にうちの学部は総じて法律が強いので、ジーニアス英和辞典を持ち歩くよりかは、ポケット六法を持ち歩く学部・学科だよってことを認識した上で入学して欲しいです。

●今は殆ど電子辞書だけどね(笑)。

Q9.ありがとうございました!

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にしむら

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