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Twitter140文字診断からわかったTwitter住人に贈るストレングスファインダー2.0

目次
はじめに
Twitter住人のデータ解析
ー1.個の影響力とオリジナリティの追求
ー2.140字という制限が逆にそそられる
Twitterとアナログのご依頼属性の相違点について
ー内省が増加
ー調和性が減少
まとめ

はじめに

この記事は以下の方に向けて書いています。

・Twitterにおいてストレングスファインダーを活かしたい方
・ストレングスファインダーを書籍以外の説明で学びたい方
・今後の自己分析にストレングスファインダーを活用したい方


そもそものキッカケはまたもやこのお方のフリだった。

え、急に!?と思いつつもやってみた

そして調子に乗った私は

すると、びっくりするキラーパスを頂けた

そして、8/9~8/12までで

 総勢256名(DM含む)の方に140文字診断のご依頼を頂きました。
ご協力頂いた皆さまには大変お礼申し上げます!!

 そこで、今回は得られたデータから導いたTwitter住人からわかるストレングスファインダーとTwitterの相関関係と傾向を書きます。

・Twitterにおいて、それぞれの資質がどのような役割を果たしているのか?
・アナログの場である企業研修やコーチングのご依頼頂く方の属性との違い

も交えながら書きたいと思います。

特筆すべき資質だけではありますが、ご参考に頂ければ幸いです。

Twitter民のデータ解析

まずはストレングスファインダーの総計からドンッ!!

頻出したベスト5は以下の通りです。
※()内は人数と1人あたりで資質が現れる確率

1位 最上志向 (103名 40%)
2位 着想      (92名   36%)
3位 学習欲  (81名 32%)
4位 個別化  (71名 28%)
5位 収集心  (69名    27%)

では、なぜこの方々が140文字診断に反応したのか?
考察結果として2つ挙げてみます。

1.個の影響力とオリジナリティの追求

 これは、1位最上志向4位個別化の要素がミックスした考察結果です。
どういうことか?
まずは、1つずつ見ていきましょう。

 1位が最上志向である結果に対しての感想は「やっぱりそうか!」です。
この結果から導き出したTwitter住人の最上志向とは

自分がこうあるべきだと思う価値観、もっと~したいという欲求を生き方に投影する。人生=仕事=プライベートという全てを注ぎ込みたい資質

 この資質は影響力なんですよね。周囲にいる人間にも同じ感性をもたらしたいと無意識に行動できるので、Twitterはこの方々にとって独壇場と化す可能性があるわけです。自分自身が息を吸うように、普段から考えている伝えたいこと・価値観をつぶやくだけで人を虜にし、大局を動かす影響力を獲得できます。
 Twitterを仕事や個人のキャリアに取り込むという発想自体が、最上志向の方からすれば当たり前です。
ゆえに、半分近くの方に最上志向が現れました。

4位の個別化に関しては「最上志向にくっついて来やがったなw」です。
この結果から導き出したTwitter住人の個別化とは

人は全員別々である考えのもと、違いや文化背景の差異を尊重したい。だからこそ、各自が得意な手法や適性のある取り組みをしたいと考える資質

この資質は人間関係構築力でして、特に受容力(聞く、受け止める、認知する)が優れています。Twitterにおける価値観の応酬は純粋に見ていて楽しいでしょうし、共感する機会も多い。自分を内省する機会にもなりうる最適な自分の脳内整理における定期健診になっているのでしょう。

これら2つの資質が組み合わさった考察結果が

個の影響力とオリジナリティの追求です。

もう少しわかりやすくすると

自分しか出来ないことをしたい。
他の人にはできないことをしたい。
同じことを行う・言うのはつまらない

のような思考回路や感情を抱きやすくなります。
その結果、これらの活力をTwitterにぶつけている人が多いのでしょう。

そして、自分自身の「個性」を追求するためにストレングスも活用し、言語化を求めて私にご依頼まで頂けたのでしょう。
飽くなき自己分析に対する探求心が見られました。

2.140字という制限が逆にそそられる

これは2位着想、3位学習欲、5位収集心のミックスから得た考察結果です。
こちらも1つずつ見ていきましょう。

2位着想から導き出したtwitter住人の資質傾向とは

たった1つの単語・ツイートを起点とし、アイデアを得たり、インスピレーションを活性化させ、今までにない新しい解を導く資質

まさしく着想の方にとってはブレストの場になっています。
自分自身の思考回路を整理するために、自分のアイデアを投げかけ、インプレッションで反応をみたり、タイムラインで流れ着くヒントの欠片から転換し、興味をそそられるコンテンツを予想したりと、投げるだけで反応が視えるミニ会議の場に近いのだと感じました。

3位学習欲から導き出したtwitter住人の資質傾向とは

知らないことを知らない人が呟く、わからないことがたくさんある未知への知的好奇心とアウトプットを強制されない場にいたい資質

 Twitterにおける学習欲はオーソドックスな説明と同じ使い方の傾向でした。学習欲とは【学校の勉強がすき】という意味合いではなく
【自分がわからないこと】に楽しさを感じます。
 タイムラインで流れる大量の情報から、面白そう、楽しそうというものに反映し、自分でも学んでみようという学びのキッカケにTwitterを活用しているのでしょう。

5位収集心から導き出したTwitter住人の資質傾向とは

これは使えるかも?と思った情報を他にも事例が無いか?など広げた上で 根拠材料まで調べ、自分の情報としてコレクトする資質

 こちらも本来の収集心の定義通りに近い。学習欲と近い資質であり、共に情報収集に繋がる資質です。ただし、学習欲より僅かに下回った順位へ考察をいれるなら、情報の信憑性に尽きるかと思います。今だTwitterは匿名性も多い。学習欲は好奇心ですが、収集心は実用本位という起点に違いがあります。
 となると、誰が言っているのか?は収集心にとって有益な情報になるかどうかの判断材料になるのです。
 しかし、インフルエンサーが軒並み本名や素性を晒すスタイルで情報を流すようになった結果、ここ2.3年で5位まで向上したのかな?と仮説を立てています。

この3つの資質の組み合わさった考察結果が

140文字という制限が逆にそそられる

考察含まれる資質の3つはすべて戦略的思考力の資質です。
これらの欲求には自分で考えたい「思案」が根本に備わっています。

着想 =アイデア
学習欲=学習成長
収集心=探求心


多くを聞かされる、多くを読む、答えに近いレベルで示されることは本望ではないのです。自分で思案する余地が必要なのです。
 ゆえに、Twitterの表現形式はこれらの資質を持ちうる人にとっては最高の学習装置となっているのでしょう。

私の140文字診断は、ギャラップ社(ストレングスファインダーの元)の説明文や書籍に記載されている内容と比較すると稚拙かつチープが極まりない。しかし、反応頂けたことでこの考察に結び付きました。

改めて、まとめるとTwitter住民から得られた考察として

・個の影響力とオリジナリティの追求
・140文字という制限が逆にそそられる

これらから導くTwitterの発信では

・極端に局所的な発信
・抽象的でかなり主観的


が影響力を誇るのでしょう。
自分のアカウント構築における参考材料にもなりました。

Twitterとアナログのご依頼属性の相違点について

 さて、私は普段ストレングスファインダーを活用した組織構築や人材育成を企業研修やワークショップを通じて生業にしています。今回のデータを見る中で、得られた結果には日常業務とTwitterで現れる資質の傾向に明らかな差異がありました。

今回は特に違いを感じたものを2つの資質にピックアップして書きます。
(※日常業務の母数は同じ256名に縮尺しています)

内省が増加

日常業務で出会う確率は                  10%
140文字診断で出会った確率は              25%

 これは新しい気付きでした。普段10~20名の集合研修をメインで請け負っているのですが、どのコミュニティでも内省は1人だけに説明する程度でして、今回の140名診断では私も良い修練となるくらいに内省の理解を深めれました。

そもそも内省とは?

思考すること自体が好き。思考と行動することは同意義であり、基本的に物事は自分で何度も反芻することで答えを導きたい。基本的に誰かに相談するよりも、自問自答することでじっと考え、自分の答えが出るまでは動きたくない。基本的に一人の時間によって思考を研ぎ澄ますことでパフォーマンス向上を図る資質。

御覧頂いたようにですね、内省の方と私のゴリゴリのアウトバウンドでの 営業活動でマッチする瞬間はほとんどないんです。

どちらかというと

・組織に指定されて受講した
・友人や知人に誘われて巻き込まれた

なので、今回140文字診断は私が受け身状態でしかなかったので、こんなにも内省の方からご依頼を頂けたことは驚愕なんです。
 これは、Twitterがもたらした恩恵であり、私のキャリアでは初めてのインバウンドでの成果となりました。

インバウンドによって内省の方とマッチした要因は

・自分の思考回路の答え合わせに使いたい
・人の力を借りて相談するときは答えの整理化として活用したい
・140文字という制限が思考を活性化させる
(上述と同義)

といった内省の方の行動原理にハマったからではないかと思います。

 そして、Twitterというフットワークの軽いアクセスツールが内省の方を
私まで運んでくれたのだと思います。

調和性が減少

日常業務で出会う確率は       33%
140文字診断で出会った確率は     15

 これに関してはある程度予測できました。そもそも調和性は日本で2位に位置する資質で、日常業務だと毎日説明しているレベルです。
しかし、140文字診断では確率が減少しました。

そもそも調和性とは?

人の意見の食い違いによる争いごとや衝突を回避しようと全員の意見の中点を見定めて、全員が納得できるアンサーを導く。AかBという論争があれば
Aの部分とBの部分をとってCにしませんか?と考えを捨てるよりも拾い上げる。我を出すことは悪であるという概念から主導権を握るよりも、他者意識でみんながどうあるべきか?で物事を図る資質

調和性の方はアナログのワークショップだと、だいたいオピニオンリーダーに誘われて参加されるケースが多くて、Twitterだとどうかな?と思っていました。調和性は中立のスタンスを取るので以下のどちらかかな?と思いました。

皆の流れに乗って依頼するのか?
多すぎて、周りの人にやってもらって自分は控えようと考えられたか?


結果的には後者だと感じています。私への気遣いか、別段これじゃなくとも学ぶ手法はあると考えられたか?意図は色々とあるでしょうが、資質的には引いた人が多い結果でした。

また、ほとんどの方がリプライで頂く中、調和性の方はDMでご依頼が多かったのも興味深い傾向でした。大半が私への労いと気遣いを文頭につけてお送りくださいました。調和性の根回しの資質というか、一線を守る日本人の素晴らしい部分なんだろうなとほっこりさせて貰いました。

まとめ

改めて、今回ご協力頂いた皆様には御礼申し上げます。
初めての試みで、普段の業務からすると140文字でストレングスファインダーの資質を伝えるなんてことはでしかないと考えていました。
しかし、今回の考察を通して、

私の正義や常識や普通は皆にとってはそうではない

ということを身をもって体験出来ました。

ストレングスファインダーの講師をしておきながら、アウトプットの場で自分自身が常に唱えていることがアナログからTwitterへと移行しただけで、
簡単に揺れ動くなどとは、まだまだ甘いなと感じております。
今後も多くの自己現在地を見失っている方、コミュニケーションに悩める方へgiveすべく、そしてパンツをズルっと脱いで、誰かの役に立つように
継続的にアウトプットしていきます。

よろしければ、此方↓もご覧いただけると幸いです。


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