見出し画像

【部屋も仕事も】 新しい何かを置くスペースを作るためには、時に断捨離が必要になるわけで。

例えば50インチオーバーのそれはそれは大型なテレビが欲しいなと自身が思っているとして、自分の部屋にふと目をやった場合「いやいやどこに置くねん」みたいなスペースの空きしかない場合。

①潔く諦めて小さいサイズのテレビで引き続き我慢する
②そのテレビを置けるだけのスペースをどうにか確保する

という2つの選択肢が現れる。

②に関しては「そのために断捨離が必要」という追加のサブタスクが現れる。

トランクルームを借りるとか少し大きめの部屋に引っ越すっていう選択肢が浮かんでないわけがないんですが、今回書きたい事の本質的に便宜上その2択しかないという前提が好ましいので、一旦他は省かせてもらいます。
(あくまで部屋とテレビに関しては例えなので)

そこで周りがどんどん大きいテレビに買い替えていく中で「別に自分は全然そこに興味ないし、最低限の大きさと画質で見れればそれで十分」っていう考え方の人ならなんの問題もないんですが、「自分もテレビを大きくしたい!!!」って思っている場合はやっぱり断捨離が必要ですわね。

その断捨離ですが…まあそれなりに心を冷徹にしないと減らないじゃないですか。

「キープしておいたらまた使うかもしれない」
「なくてもいいっちゃいいんだけど…あると便利」
「思い出のあれこれが詰まったナンタラ」
「仕事なり何なりでお世話になってる人からいただいたカンタラ」

何かと自分の中で理由をつけて結局断捨離に踏み切れないって人は多い印象です。

じゃあテレビ大きくするの諦めなきゃね。
いやでも大きいテレビが欲しいんだよ。
じゃあ何か捨てなきゃ(もしくはあげなきゃ)。
うーん….。

そんなところでしょう。
自問自答として。

例えばそれで潔く断捨離を決行して50インチオーバーのテレビを無事に置けた時に、誰かから「広い部屋住んでるんだね」と言われた場合「いやいやそれだけスペースを頑張って空けたんだよ」という話になる。

ずっとなんの例えをしているんだって話ですが、実は実はこの話は僕も含めた個人事業主・フリーランスのミュージシャンやクリエイターに見事なまでに置き換えられます。
(僕くらいのポジションは特に如実かも)

テレビが仕事で部屋がスケジュール(時間)と考えると何となく察しはつくかと思います。

ここで唐突にひとつの記事を引用させていただきます。

仕事面も含めて何かとお世話になってるキングコング西野さんの数年前の発信です。

実際に関わらせてもらうようになって特に思いますが、この人は時にこれでもかとクリティカルな所を突いてこられます(賛辞です)。

それは普段の飲みの場とかでもそうで、各業界でガッチリ結果を残されてる一流のクリエイターさんでも唸る部分があるので、直接関われば関わるほどハッとさせられる事が多いです。
(結果みんな西野ファンになっていく印象)

引用させてもらった記事を読んでいただければ分かりますが、先程の断捨離の話はこの発信の受け売り的な話だったりします。

僕が40代突入の転機に「西村広文として表現したいことをやる」と思い立ったところからこのnoteはスタートしました。

同時に水面下で創作活動に取り掛かったりYouTube動画を作り始めたりメンバーシップを運営し出したり、そして何より毎日このnoteを書き出したわけで。

当然、その軸を走らせようと思ったらそれ相応の時間の捻出が必要になります。

大きいテレビを置きたいけど断捨離もしたくないなら広いところに引っ越せばいいしトランクルームでも借りれば解決はしますが、人間のスペースは1日24時間以上でも以下でもないので、この考え方は使えません。

「やらない」か「時間を確保する」の二択になります。

それこそ先ほどの西野さんの記事が実にクリティカルなんですが、20代そして30代の大半はとにかく闇雲にスケジュールを埋めてきたヤツです。

スケジュールさえ空いてればとにかくオファーには飛びつき、どんな内容であれ時給換算したら絶望するようなどんな条件であれ、スケジュールが埋まることが大事であり、それによって「忙しい」という安心材料を得ていた感じ。

それによって当分の生活の安心感を得て「とりあえず年収これくらいは乗りそう」みたいなことを考え、結果的に長い年月で構築してきたのは「同じようなサイズ感の1年をルーティン的に過ごし続けて、なんとなく食えてるミュージシャン」というもの。

優劣とか正解不正解の話じゃなくて、そのルーティンのような日々を何十年と続ける美学みたいなものもあるんだろうし、そこに誇りを持っていることもとても素敵なことだとは思いますが「もっともっと上目指して頑張っていきまっしょい」みたいな気概を持つならば、やっぱりそこは脱却しないといけないわけで。

そんなわけでnoteを始めるタイミングに前後して、とにかくオファーあらばあれこれ受けまくってた人間が「断る」という行動を取り始めることになります。

例えスケジュールが空いてたとして、それでまた結局今まで通り埋めに埋めてしまうと結局あれしなきゃこれしなきゃで「西村広文」の時間が全然捻出できなくなっちゃうものだから。

十数年のスタンスがあるのでやっぱり不安めいたものはありましたしもちろん今もありますが、でもそこにかまけてたら結局元サヤだからってことで。

結果、少しずつ少しずつそのスペースを確保することに成功してnoteの日々の発信も継続しつつメンバーシップも動かし続けられ、作品制作の時間も捻出できている。
(あ、近々お知らせあります)

と、同時にそれ以降で仕事のサイズ感はハッキリと変わったし、サポートピアノとかではなく西村広文として呼んでいただける場所も時間もハッキリと増えた。

一因として、隙あらば飲みの場に参加させてもらうスケジュールの余裕ができているって部分と、音楽と直接関係なさそうなこの毎日のnoteもひとつのきっかけになって興味を持ってくれる業界関係者の方々も増えたって部分があり。

「西村広文」としての活動をちゃんとするならスケジューリングを見直さないといけない。だから今までと違ってなんでもかんでも埋めるってことから脱却しないといけない。

そこを一念発起するには多少のアレがありましたが、結果的にちゃんと成果として出ている自負が多少あるので、スペースをちゃんと空けてよかったなと思うところです。

ただ、逆にあれもこれも断るなんてことをしてたら今の自分ではそもそも食えなくなるので、それはちょっと勇者モードすぎて本末転倒であります。

じゃあその基準はどこにあるのか…

みたいなところまでセットで話したかったんですが、ちょっと長くなってきたので続きは明日に持ち越します。

とはいえ、今日は今日で自分の中でなかなか大事なことは書いたのでぜひ読んでいただければ。

というか読んでいただいたから今ここを読んでるのか。

どうもありがとうございます。

今日はそんなところで。



メンバーシップ「オンラインアトリエ」では無料記事とは別でメンバーシップ限定記事を毎日更新したり、1日1曲ピアノ演奏をアップしたりしております。
自分の作品創りのプロセス、最新の進捗状況(音源)の共有だったり日々の活動の中でのあれこれのかなりコアな部分を掘り下げてますので、よろしければ覗いてみてください。

活動の継続と発展のためにサポートいただけたらめちゃくちゃ喜びます🎹