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星空を見上げるために今日から小屋入り

普段の主戦場である音楽ライブでは小屋(ハコ)入りは十中八九、当日入りです。

ライブ当日の昼過ぎくらいに会場入りしてそのままリハに入って、程なくして本番。そしてそのままバラして撤収。

それで言うと今回のように本番3日前から会場入りして、そのままおよそ2週間毎日同じ会場に通うという経験は初めてです。

あ、言わずもがなミュージカル『えんとつ町のプペル』大阪公演の話です。

僕たちバンドは今日このあと会場入りしますが、演出部の皆さまは一足先に会場入りして舞台セットの建て込みや照明の仕込み等を行なっておられます。

昨日、一部キャストさんやスタッフさんからこれでもか、これでもかとSNS上に光のアートがシェアされました(全部載せてたら大変なので一部抜粋します)。



西野さんも。


スマホの画面越しでもなんだかどえらいことになってるのは伝わってきます。

300キャパの会場のレベルじゃないことは一目瞭然です。

ちなみにこの世界を創り上げるのがこちらのイジツさん。


なんかとんでもない世界が構築されつつあることは明らかです。

このあとこの世界に飛び込みにいくのかと思うとそれだけでワクワクします。

画面越しでもこれだけ凄いと思えるんだから、生で見上げたらとんでもないだろうなと思います。

そうなんです。

僕は「照明」とか「夜景」とか「花火」とかそれこそ「星」みたいな類のものは、画面とリアルに一番ギャップがあると思ってたりします。

写真や動画でも十分に綺麗なんだけども、生だと「こんなにもか!」という差異が特段強いと思っています。

よく「なんとかムーン」ってのが騒がれる度にSNS上に月の画像が乱立するんですが、めちゃくちゃ綺麗に撮れてたりするのを見て「綺麗だなあ」とシンプルに思うのはあるんですが、やっぱり自分で夜空を見上げた時に飛び込んでくる月あかりは別格です。

どれだけ高性能のカメラでどれだけ素晴らしい画角で撮ったとて生はやっぱり全然違うわって思うんですが、そこには「見上げる」というのが一つのキーワードとしてありそうです。

さきほどこれでもかと載せた数々のSNS上の写真ですが、実際「すごい!」と思うんですが、そんな星空の照明を僕は今パソコンの画面越しに斜め45度上から眺めています。

画面越しだと基本的に人は星空も満月も直線上で見るか見降ろすかという形にナチュラルになってしまうかと思います。
(かと言ってスマホ画面を下から見たとてですけど)


その点、会場で生で見る時はどうか。

確実に見上げます。

たとえ首を寝違えてても見上げます。

リアルと写真(動画)とのギャップがとびきり強い一番の理由は案外ここなんじゃないかって思ってみました。

見上げるか見上げないか。

シェアしていただいた画像たちはそれはそれは綺麗だし凄いし何が起こるんだってワクワク感もヒシヒシと伝わってはくるんですが、結局見上げてないから「すごいなー」「綺麗だなー」という感じで終わっちゃうんですが。
(いや本当にすっっっごいんですけどね画面越しでも)

ただやっぱり生ならではの「見上げた」時に視界に飛び込んでくる景色には絶句すると思います。

そしてその「見上げる」というワンアクションが最高の調味料になってるんじゃないかなあと、そんなことをふと思いました。


要は何が言いたいかっていうと…


「この照明は絶対に"見上げた"ほうがいいと思うから会場来てね!」

ってこと。

では、ひと足お先に会場に行って星空を見上げてこようと思います。

とっても楽しみです。

ではまた。


[P.S.]
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