改めて感謝しなきゃなあ...としみじみ思った話

東京に着きました。

理由はこちらの記事を参照に。
(改めての説明が面倒なのでセルフで情報を仕入れていただくスタイル)


16時開場だというのに随分早く着いてしまいましたので、とりあえずnoteを書いちゃおうと思います。
(会場に足を踏み入れたら最後、絶対に書く暇がないのは明白なので)

今日の会場は東京キネマ倶楽部。

そう言えば先月も来ました。

理由はこちらの記事を参照に。
(セルフで情報を…)

どちらも自分がクレジットされてステージに立つわけではなく客席側から。

別に仕事とかではなく「行きたい」「観たい」と思っての大阪⇄東京の弾丸。

冒頭に載せた23日付けの記事内でも触れてるんですが、距離とか時間とかを行かない免罪符にしないで今観たいと思ったものにアクティブに…って話をしてるんですが。

実はそもそもその恩恵を自分はステージに立つ側としてずっと受けてきてる側だよねって思ったという話。

今では1時間半とか2時間とかきっちり単独公演を行う場に身を置かせてもらうことが多いですが、若い頃は30分弱(演奏曲数で言ったら5~6曲とか)のステージのために東京を筆頭に全国各地を飛び回っていたわけで。

今日もそうですが自分がひとつのイベントを観に来るために弾丸移動するってことをやってみて、いろいろ思い返しました。

たとえば自分たちのバンドは関西拠点なわけですが、結成当初はそれこそ若さよろしく30分もないステージのために東京とか行ってたわけで。

そこでその30分弱のステージを観るためだけに関西から来てくれるファンの人たちってけっこう居てくれたんですよね。

日頃、関西拠点でライブしてるからそっちでいつでも観れるのに。

毎月、修行のように東京に行ってましたが毎月のように関西から30分のために往復数時間もかけて来てくれてた記憶があります。

まさに今僕がやってることで、時間とか距離とか関係なく今その瞬間観たいと思ったから動くというアクティブさをずっと体現してもらってたんだよなと恥ずかしながら今さらながら。

もちろん「遠くからわざわざ来てくれてありがとう」って気持ちは当時も当然持ってましたが、改めて思い返した時に「"時間が"とか"距離が"とかを行かない免罪符にしないで、観たいと思ったものはアクティブに…」と今になって書いている自分に対して、「いやいやそもそも今までそういうファンの人たちの姿、たくさん見てきたでしょ?」ってセルフツッコミが入ったような感じです。

その付随でちょっと思い出したエピソード。


バンド結成して間もない頃。

初めて愛知でライブを組んでもらったことがありました。

まだまだ駆け出しバンドですので、関西にちらほら「ファン」という存在は居たものの行ったことのない愛知という地では当然ファンはゼロ。

じゃあなんで組まれたかというと、当時お世話になってた方が新規ファン開拓のために地元愛知のバンドが2組出演するブッキングライブにねじ込んでくれたんですね。

言ってしまえば、お客さんはその地元バンドが呼ぶだろうからそこでライブして少しでもファンを掴もうぜっていうメリットしかないライブ。
(僕ら以外にもう1組くらい同じように地方バンドが居たかな)

で、これが本当に笑える話なんですが…

その愛知ライブ当日に台風が直撃したんですね。

で、どうなるのかなと思ってたんですけど、ライブハウス側はイベント自体は敢行するということなんで、ライブハウスに向かったわけです。
(道中全然前が見えなくてかなり怖かった記憶もあります)

そこでハコに到着して衝撃の事実を知らされます。

地元のバンドさんが2バンド共、出演をキャンセルされると。

台風直撃のため、諸々を考えてと。

落ち着いて考えてみれば、来られるお客さんのこともあるし(もしかしたら売れてるチケットのキャンセルが相次いだのかもしれませんが)、今となっては一定の理解を示せるんですが…

当時は若いですし「イベントはやるって連絡来たからこっちは台風の中、大阪から来てるのになんでそっちがキャンセルやねんっ!」みたいな気持ちになったことも覚えています。
(若いね)

こうして、地元のバンドが2つとも出演キャンセルになり、出演するのは愛知にお客さんを持ってない地方バンドのみ+台風直撃という地獄のような夜を迎えることになるわけです。

こんなもんお客さんゼロでしょう、どうするのって思いながら。

そんな中、幕が開いてみたらフロアにお客さんが2人居たんですよね。

しかもどちらも関西のライブにいつも来てくれてるお客さん。

なんでわざわざ台風の中、愛知まで30分のために来てくれたのかは分かりませんが(直接聞いてないので)、そこに2人が居てくれたおかげで「お客さんに向けてステージを届ける」という図式が成立したのは事実。

それはまさに「時間が」とか「距離が」とかじゃなく「観たいから行く」というアクティブさが産んだ賜物であります。
(台風の中危ない云々って価値観の話は今は置いておきましょう)

改めて思い返して感謝が込み上げてくる気持ちも当然ながら…

今回僕が天才万博というコンテンツに惹かれてこのアクティブさを発揮しているように、自分(たち)にもそのアクティブさを発揮させる何かしらの魅力があるってことだよねっていう自負も生まれているという感じです。

そのアクティブさを発揮させている自分(たち)に対する自負はしっかり持ちつつ、そのアクティブさを続けてもらえるコンテンツ、作品、人であらねばならないという考え方が大切かなと思います。

※だからって遠くから来ることが偉い凄いみたいな意味合いに履き違えないでくださいねくれぐれも

そんなわけで天才万博へ。

東京キネマ倶楽部で5日間にわたって行われる音楽フェスという体裁のただの飲み会(と、認識しています)。

行ってきます。

ではまた。


[P.S.]
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