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“アコースティックギターを楽しむ三夜”(アコギ回顧録 番外編その⑤)

 ギターを道具(弾くもの、使うもの)として捉え、プレイヤーの視点から見た良いギターとはどのようなものか?その答えを追い求めて50年余り。所有したギター本数も3桁に届くぐらい?!
 その答えと言えるかどうかわかりませんが、過去~現在を振り返って自分なりの考え方をまとめてみようと思いました。アコギ好きの方、興味のある方にとって、少しでもお役に立つことができれば幸いです。

 友人の企画で、自分のギターをプロミュージシャン3名の方に使ってもらい、それぞれのミュージシャンのパフォーマンスとギターサウンドを楽しんでいただくライブを開催していただきました。ざっくりとですが、それについてのあれこれを書いてみました。

 それぞれのライブの動画も残っております。アコギ好きの実力派ミュージシャンが織りなす、ヴィンテージギターとのコラボ!
 高画質・高音質の動画を見ていただくことが可能です。
(Inari Studio様、大変お世話になり、ありがとうございました。Inari Studioのホームページはこちら https://inarist.com/

 各ライブの案内のところにリンクを張り付けています。

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使用したギター
MARTIN D-28(1951)
 クライマックス、ナターシャセブン等で活躍された坂庭省悟さんの愛器。“弾きこむ”ということの意味を教えてくれたギターです。音の太さ、反応、バランス、Etc.すべてが高い次元でまとまっています。

Greven D-White Lady D-9678(1978)
 日本に正式に輸入された第1号機。
 使用されている木材はもとより、装飾用の貝の一つ一つまで厳選されたものです。

Epiphone  FT-79 Texan(1959)
 Epiphoneがギブソンの傘下に入ってすぐの時期に生産されたもので、ラウンドショルダーモデルですがロングスケールです。ギブソンのランドショルダーモデルとはまた違う魅力を持ったギターです。

Gibson Hummingbird(1963)
 サイド・バックはメイプル 1962年と1963年にわずかに製作されたレアモデルです。特にこのギターはサドルがノンアジャスタブルに変更されており、弦の響きがストレートにボディに伝わります。これぞギブソンのメイプルの音!です。

MARTIN D-28(1968年or1969年製)
 コンバージョン(ReTop)By M.Shiozaki弦楽器工房
 リトップの際に塩﨑さんのアイデアで、戦前のフォワード・シフテッドとリア・シフテッドのちょうど中間のブレイシングの仕様にして製作していただきました。素晴らしい仕上がりで、明確にスキャロップドブレイシングのサウンドを感じることができます。

MARTIN D-45 Conv. From D-28(1947)
 Convert to Pre War D―45 BY M.Shiozaki弦楽器工房。
 1947年製のD-28を戦前のD-45にコンバート。28ではなく45の音になっています。太くて芯があり、倍音がふくよかで高音がきれいに響きます。

Somogyi M.D. Cutaway No.229(1999)
European spruce Top,East Indian rosewood back and sides
 最近のSomogyiとは全く違う芯の太いサウンドです。ローズウッドの音の概念を変えてしまうほど引き締まった低音、高音とミドルレンジも負けていません。弾いたほとんどの方が驚かれます。

MARTIN D-18 NO.191196(1963)
 18ですが、音が太いです。サスティーンもよく伸びてくれます。バランスの良いマホガニーサウンドの見本のようなギターです。

それぞれのギターについては、また別の機会に詳しいお話ができたらと思っています。今回はご紹介程度でご容赦を。

竹内いちろさんをナビゲーターに、第一夜のゲストは伊藤賢一さん
 伊藤さんの情報についてはこちらをご覧ください。
 ホームページ:https://kenichi-ito.com/
 YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/user/kkkiii999/videos

いちろと伊藤君

ライブの模様はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=RAUKMAHrHDA


第二夜のゲストは丸山ももたろうさん
 ももさんの情報についてはこちら
 You tubeチャンネル:
 https://www.youtube.com/channel/UCXznk54YLR7xi96HwNaZW4w
 Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100011818864336
 Instagram:https://www.instagram.com/momotarou_maruyama/
 Official web site:http://shonan.cside1.com/index.shtml

いちろとももさん

ライブの模様はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=uPOgW0HOldw

第三夜のゲストは小竹 直(ただし)さん、スペシャルゲストにフルートの中野恭子さんを迎えてのライブでした。
 小竹 直さんの情報についてはこちら
 ホームページ:https://the-twins.net/tadashi/
 You tubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/TadashiKotake

いちろと小竹君

ライブの模様はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=u1IKZY8zhVA&t=8s

 アコギ好きの方にはたまらない?ライブではないかと思います。ギターサウンドに興味がない方でも、音楽として十分楽しんでいただけるのではないでしょうか?
 ミュージシャンの方々はぞれぞれ苦労をされていたようですが、さすがのパフォーマンスをしっかりと見せてくれました。めったにない企画のライブです。ぜひ、ご覧いただけたらと思います。

 今回はいつもの回顧録や番外編とは違う内容になってしまいましたが、面白い機会(企画)をいただいたので、投稿させていただきました。

 拙い文章をお読みいただき、誠に有難うございます。皆様の感想、ご意見をお聞かせください。
 またアコギに関する相談等がございましたら、どんなことでもOKです。遠慮なくお尋ねください。
宛先 e-mail:mail@acogian.com または twitter(@acogibucho)にお願いします。

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