日記、365日目。

朝は雨が降っていた気がするけどよく覚えてない。雨が降るとベランダの植物に水をやる手間が省けていい。手間ってほど手間ではないが。強いて言うなら窓を開け閉めする動作が手間だと感じる。自動開閉ならいいのに。咄嗟にコンビニのドアみたいな窓が思い浮かんだ。ぱんぱんぽんぱんぱんぱん、ぱんぱんぱんぱんぽんぱん。窓辺に近づきたくなくなってしまうので脳内で却下する。

寸前で電車に乗りそびれて「ああ、寸前×がついてしまう」と一瞬落ち込んだ。が、特に急いでる訳でもなかったので正直どうでもよかった。ピッチャーじゃないし。セブンティーンアイスが食べたいけどさむいからちょっとな、今日がもうすこし暖かい日ならよかったな、とかおもった。日中の私はなんにも考えていなかった。

MacのOSをアップデートしたらメモアプリのフォントが若干変わっていてすごくいやだな、とおもった。直す方法があるなら知りたい。

家に帰って、寝る前に宝石の国の最終話を読んだ。一巻から追っていた好きな漫画を完結まで見届けられたのは純粋にうれしい。フォスフォフィライトの言動や振る舞いをみて、なんというか「他人事じゃないかもしれない」と読み始めた頃におもった憶えがあるのだが、このあいだ一気読みしたときも同じ感想を抱いたので私自身まるで成長していない可能性が高い。10年経っているんだけどな。

日記を書き始めた日から1年経った。去年の私は疎遠になっていた父方の祖母に空港で会って小言をいわれていた。なんにもメモリアルじゃない。